横浜ホームで活動中のCUTTER TEAM チーム方針 【 だましだまし行こうぜ! 】
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当日(2014.05.25)
前日の予報では最高気温28℃とあり晴天を期待していたが、蒸し暑い日だった。
レースは11時頃なので普段なら10時前後に会場入りすればいいのだが、今回は優勝杯返還とP.O.S[パイレーツ オブ 鈴繁]が第1Rのため08時に会場入りした。
前回優勝した事により、社内や友人の応援が増えたのは嬉しいが、正直プレッシャーを感じずにはいられなかった。このままではイカンと思い、状況を逆手に取り参加176チームでこのプレーシャーを感じられるのは自分達だけだぞ!と半ば強引に納得させていた。
去年の立派な優勝カップ
「一時お預けしときます」位の気持ちだった・・・この時は。
レプリカを頂戴する。
小さくなっちゃった・・・
優勝杯返還を無事に終わらせ、第1Rのスタートを待つ。
今回がデビュー戦のP.O.Sクルーを見ていると、緊張がこっちまで伝わってきてソワソワする!スタート直後T.I.T直伝のダッシュを決めトップに立つが、回頭後失速し、2位チームとの差がどんどん縮まる。ヤバイと思ったが辛くも逃げ切り、目標である1位ゴールを決めた。P.O.Sがいい顔して戻ってくると嬉しいね!もし負けたら一日長いから本当に良かったと思う、オメデトウ!!
※レースが早すぎた(速すぎた!?)ので、写真ありません・・・POSのみんな、ごめんちゃい。
[第1R]
① チーム メカトロン1号艇 {3’19’’00}
② MAIAS & ARMSTRONG {3’53’’88}
③ パイレーツ オブ 鈴繁 {2’57’’18}
④ 千葉みなと信幸会 {2’59’’91}
【予選】
タープ内で時間調整。例年進行が遅れるので今回もそうだと思っていたが、スピーカーよりチーム名を呼ぶアナウンス。珍しく今回は進行が早いらしい。心の準備が出来ぬまま赤ツナギをまとい乗船所受付に急いだ。
P.O.Sの躍進を間近で見せられ冷静でいられる程人間が出来ていないので、漕ぎたくてウズウズしていた。
いよいよスタート!
ダッシュで去年の様なグイグイ進んでいく躍動感が得られない。そして波に煽られ真っ直ぐに進んでいない錯覚さえ起きていた。
予選通過は大丈夫そうだが、満足出来なかった。
結果、チャレンジ櫂に次ぐ2位のタイムで予選通過を果たしたが、他チームも苦戦しているのが分かっていたので安心は出来ない状況だった。
[第17R]
① ケイラインサンサンズ {失格}
⑥ POSITIVE CHALLENGE {3’25’’85}
⑦ スペシャルブレンド {3’24’’57}
⑧ T.I.T CUTTER CLUB {2’25’’78}
【準決勝】
いつも通り昼食はシウマイ弁当。
買出しに行った2人(ムッシュ&鱸)が崎陽軒の領収書と一緒にタクシーの領収書を持ってきた。やるな、お主等!!
※サラリーマンの基本です。
そして皆様から頂いたお土産を配分。
「これ誰が買ってきたの?」
とか、
「これ俺の地元のだ!」
の会話をよそに、一通り食べ終えておいた。(ごちそう様でした!)
まだまだ時間があるのでウォーミングアップを兼ねてアツモリとキャッチボール、だが、それは自分の野球センスの無さを再確認しただけ!
※「漕ぐ」「走る」しか出来ないキャプテン笑
そして準決勝組み合わせ抽選。
チャレンジ櫂や館海らの常連組に紛れて、今一番の注目株ワグーマジャパンの姿。
神戸大会を圧倒的強さで連覇し、横浜に本格的に進出してきた。
ここだけには当たりたくない!!神戸の準決勝では見事に同組を引いているので緊張しながらクジ引き。
祈りながらくじを引くキャップと、「早くひけよ」と言いたげな係りの人。
ジャジャン!!
結果自分達は第54R、ワグーマジャパンは第56Rと別れ、最低限の仕事をした。
919が居るけどな・・・
1コースのためアナウンスや応援がよく聞え楽しい!
予選の反省点を心の中で復唱してスタートを待つが、スタートの笛と共に全て飛ぶ。
もう後は一生懸命漕ぐことと、声を張り上げることだけだった。
無事に1位でゴールしガッツポーズ!残るは決勝のみ。
[第54R]
① T.I.T CUTTER CLUB {2’26’’69}
② 弓削商船OBかみじま {2’41’’18}
② 豆しばクラブ {2’36’’99}
③ KOBE919「山スキー友の会」 {2’33’’52}
【決勝】
決勝に進出したのは、
・ T.I.T CUTTER CLUB
・ チャレンジ櫂
・ 日本食研ワグーマジャパンA
・ 館海B
トーナメント表の前で鳥肌が立った。
館海AとBの違いはあるが、大会前に決勝の舞台で戦えたら良いなと妄想していた3チームがドンピシャ顔を揃えた。
GMから
「仕事では見たことない目の輝きをしているぞ!」
と言われたが、当たり前だ!こんな最高な組み合わせ、見ている側も楽しみだと思うが、漕ぐ側だって同じである。
コース決めじゃんけん大会
[予選]
勝者:T.I.T & ワグーマジャパン
敗者:チャレンジ櫂 & 館海B
[決勝]
勝者:T.I.T
敗者:ワグーマジャパン
(じゃんけんでは勝ったぞー!コノヤロー!)
※だから何だってんだコノヤロー!
そこからクジを引き
T.I.T :3コース
ワグーマジャパン:4コース
館海B :1コース
チャレンジ櫂 :2コース
の順に決まる。申し分ない、さぁ舞台は全て整った。
ポンツーンに着くと既に酔長と鱸が艇に乗り込んでいる。
この2人、T.I.Tの予選・準決勝・決勝 + 漕志漕愛の予選・決勝の計5回も乗艇している。
恐らく大会一出番が多かっただろう(おまけに酔長はP.O.Sで漕いでもいた!)。
なので、もう声が枯れて何言っているか分からない。
※酔長のは酒焼けかもよ・・・
流れでそのまま乗艇してしまったが、他のチームは円陣を組んで気合を入れている。
ちょっと羨ましい。
スタート地点に真っ先に着き、気合の入った雄叫びをあげる。
右舷では
「キャノンボール!」
と叫ぶムッシュとタムG。
気合度MAX!いつでも来いやー!
各艇白旗が揃う、
「両舷用意!」
「前へ!」
スタートした瞬間、
後ろからドーン!と大きな音がする
(その瞬間「あっ、JALだ!」と小さな声が聞えたとか!?)
こっちは気にしている暇はないので漕ぎまくっていると、
そーっと真ん中に置いてある予備オールが立ち上る。なんとなく事態が読めてきた。
艇が左右に大きく揺れる。
視界に入るワグーマジャパンが遠ざかる。
だが途中から艇速が出て追い上げて行く。
ブイぎりぎりのラインで回頭を行う。
順位も確認出来たが諦めるか!
行けー!・・・・・・・・
だが無情にも4回目の笛でゴールした。
[第59R]
① 館海B {2’25’’45} 2位
② チャレンジ櫂 {2’27’’01} 3位
③ T.I.T CUTTER CLUB {2’30’’26} 4位
④ 日本食研ワグーマジャパンA {2’24’’08} 優勝
決勝 引き版
決勝 アップ版
ビリでゴールしたのに、何故か通船に乗るのは一番早かった。
ムッシュに目をやると、心ここにあらず、完全に放心状態。
腰痛が悪巧みを考えている顔で、
「サンダル忘れているけど、いいの?」
と聞いても
「○△※☆・・・」
もはや日本語さえ怪しい状態。
事態を事細かに説明を受ける間もムッシュは置物と化している。
亀腹の乗船所に着くと、
「サンダル忘れてきました。」
と泣きそうな顔で訴える。
「だから言ったのに!」
とツッコミを受けながら、乗ってきた通船に乗り、再度ポンツーンに向かって行く。その後ろ姿は哀愁が漂っていた。
彼の悲劇はここから永遠に続く。まず応援に来てくれた野球部から
「お前だけオールが立っていたけど、あれ作戦?」
やら
「俺が観に来た試合でネタを提供してくれてありがとう」
と散々いじられる。
閉会式後は我々から洗礼。
まずはステージ上でワンショット撮影会。
そこはアイドル・ムッシュ、期待に応え土下座をサービス!
その後の集合写真でも、4位のカップを持ちながら表情が硬いのが印象的。
大会31回の歴史の中でも、この壇上で土下座を披露したのは
この男だけだろう。
TITメン みんなで
TITメン POSメン 関係各位みんな一緒に!!
POSは今後期待大です! 注目。
打ち上げ会場に移ってからも、終始話題はこの件で
「T.I.T CUTTE CLUB、オールが一本立っています!」
とアナウンスが入っていたと噂を聞き、映像を早く見たかった。
そこにやっとミヤムが登場!
皆でビデオの奪い合い!
ムッシュはスタート1枚目の「1・2・3」の「3」で外したと証言していたが、何言っているんだ、最初の「1」で消えているじゃねえーか!(笑)
その瞬間的に消えるムッシュのスピードと、海に静かに消えていく櫂のスピードとのギャップが、ツボに入り大爆笑!!この部分を何度もリピートし、何度も大笑いして夜は更けていった。
※キャップ、特にあなたが一番大笑いしてたよ。
打ち上げを盛り上げてくれて感謝!名誉挽回を期待しているぞ、ムッシュ!
後日談
決勝で起こったこの出来事は「イリュージョン」と名付けられ、後世まで語り継ぐべき事柄として、
ティアイティぺディアにも記載された。
これ以降、人が消える事のみならず、備品等が消えた場合にも「イリュージョン」が使われるようになった。
【第26回四日市港カッターレース】
艇指揮、右舷をやっております、鱸です。横浜大会より3ヶ月、今年も四日市カッターレースの時期がやってきました。
私は3回目の四日市大会になります。
思い返せば2年前の夏、初めてカッターレースの大会に参加したのがこの
四日市港カッターレースでした。
ではでは、1日目から振り返ってみたいと思います。
「初日」
四日市へは毎年車で遠征をしているのですが、今年は某エログランドでの遠征である。廃エースと比べると運転もしやすく、車内設備が充実しているのもいい所。
(ナビ無しなので要携帯ナビ)
運転は私鱸と、重さん。
道中渋滞もあまりなく、浜名湖で休憩。
J-POPばっかり流れるので長渕剛に聞き入るムッシュ氏
四日市に到着し、ホテルへのチェックインを済ませると毎年恒例の四日市のお祭りの音が聞こえてくる。
前夜祭まで時間があるのでお祭りへ繰り出すことになった。
商店街や公園などに全体的に出店が並んでおり、結構規模の大きなお祭りで、私自身
まじまじと眺めたのも初めてである。
きゅうりの1本漬けを食す
お化け屋敷とムッシュ氏
(艇長と入ってぎゃー!ぎゃー!と叫び声がスピーカーから流される)
シロップかけ放題のかき氷(たむG)
(筋肉隆々の腕とのギャップ)
獅子舞
太鼓
大入道とムッシュ氏
見回ったのは1時間ほどだが、充分すぎるほど四日市祭りを堪能できた。
個人的にもう一回来たいと思ってしまった。
日も暮れて、前夜祭の時間が近づいてきたので会場へ移動する。
会場は哈爾濱(ハルビン)。
MMの林さんが手配してくれたお店だ。
懐かしいというか、一年ぶりなあのお店。
ずーっとハルピンだと思っていたら実はハルビンだったという。
「カッターは祭りだ!」と猛烈にかたるたむG。
確かに、と思った。
カッターという名の神輿を担ぐ、と。
カッターレースに回頭があるように、神輿担ぎにも回頭があると
実際にさきほど祭りを体験し神輿をみたから尚更うんうん、と思ってしまった。
右舷の結束?
そんなこんなで前夜祭も終わり、2次会へ行くメンバーと明日に備えて就寝組に別れ
私は過去に寝坊をやらかしているので早々とホテルへ戻り就寝。
「2日目」
今年も全員寝坊せずに準備完了かと思いきや朝食を食べ損ねた人
今年もGMが素敵な旗を用意してくれた。
てぃあいてぃぺでぃあにもあるがここにも記載する。
・An exact matchless commander : Suzuki-鱸-
⇒正確な無比の指揮者=正確無比な艇指揮
・THe magician of a turning round : Ikawa-酔張-
⇒回頭の魔術師
・A large-size furoshiki is a sake of a team : Fujisawa-腰痛-
⇒大型のfuroshikiはチームの目的です=大風呂敷はチームのためさ
・It still is not convinced for itself : Uematu-殺-
⇒それはまだ独力で確信していません=まだまだ自分自身納得してねー
・The strongest backer in history : Tamura-G-
⇒史上最も強い後援者=史上最強の助っ人
・make it random, captain! : Yamada-CAP-
⇒それをランダム、キャプテンにします=いいかげんにしろよ、キャプテン!
・A heavily perspring soul singer onboard : Matsuura-Monsieur-
⇒極度に発汗するソウルミュージック歌手が搭載されてます=船上の汗かきソウルシンガー
・not finish with the weight which offen exists : Matsuo-重-
⇒しばしば存在する重量で終了しない=そのへんにある重りじゃ終わらねーぞ
どれもかっこいい言葉である。
テント設営して休憩
今年も健康診断を受けるムッシュ氏
勉強熱心な腰痛氏
これ飲んで気合いれます!
今年も激暑な四日市
そして大会当日、レースは11レース目。
組み合わせは以下の通り。
1コース Six Legendary
2コース CKファイターズ
3コース ピエロ。
4コース T.I.T CUTTER CLUB
我らがT.I.Tは4コースで一番岸壁に近いコース。
つまり観客に一番近いのでかっこいいところも見てもらえるが、
ミスをすると一番目立つのも事実。
作戦はスタート→ダッシュ40枚→回頭前に5枚で調整
回頭後ダッシュ30枚、、、(だったかな)
予選のメンバーは
艇指揮:腰 艇長:酔
5 :鱸 6 :殺
3 :G 4 :尻
1 :ム 2 :重
レース前はちょいちょい緊張してトイレに2回くらい行き、
Gと一緒にクイーン四日市もがっつり見る。
レースにあたり、個人的に一番気をつけなければ、と思っていたのが櫂のきせ巻きの部分。
このきせ巻きの部分がシリコンだかシーラーだかで防水加工してあり、これが滑るのだ。
昨年は予選を1番で漕いだのだが、他の参加者にここが滑ると聞いており、のっけから
大丈夫かな、とかなり不安な中のぞんだレースで、案の定漕ぎづらく、さんざんな漕ぎを
してしまった苦い思い出がある。
今年はそんな経験を活かし、キャッチをいつも以上にしっかりできるよう心がけた。
ポジションも昨年とは打って変わり、1→5へ。今までは1が一番しっくりきていた
つもりであったがいかんせん体重が軽いので1には不釣合いで隣の重さんとの体重的なバランスも悪かったと思う。
そこで今年は体重的にもバランスの取れる殺さんの隣の5へ。
メンバーからも5が一番合うと思う、とのことだったので奮起し、5へ移籍を果たした。
5は個人的に一番漕ぎづらいと思っていたポジションだったのだが、なんとか四日市までに形にできたと思う。
そんなこんなで予選のレースが近づいてくる。
四日市はスタート位置まで自分たちで漕いでいくか、曳航してもらうかなのだが
ちょっとでも漕いで感覚を掴みたいので、ここは自分たちで漕いでいく。
ダッシュを少しやり合わせていく。
今年は櫂もつるつる滑らず漕ぐことができそうだった。
スタートブイに4艇が付いて微調整をする。
腰さんの前へと共に、ダッシュが始まる。
思っていたより緊張はしていなかったので往路は楽に漕ぐことができた。
(力は抜いてません)
回頭に差し掛かり右舷のみになって重くなるのだが、艇が傾くのでいつも回頭は漕ぎづらい。
案の定1本目を外してしまったがすぐに立て直し、回頭を続ける。
(外してしまって申し訳ないです...)
回頭後、再度ダッシュがかかる。
20枚くらい漕いだあたりで段々ときつくなってくる。
残り15枚くらいはあったのだが4~5枚ちゃんと漕ぐことができなかった。
そしてゴール。
結果は…
1コース Six Legendary 3’05”97
2コース CKファイターズ 4’43”80
3コース ピエロ。 3’02”31
4コース T.I.T CUTTER CLUB 2’48”67
で見事1位。
タイム表の前で歓喜した。
そしてなんと予選1位通過。
横浜大会に続き予選1位通過をまたしてもすることができた。
そして決勝へ向けて英気を養うために冷房がキンキンに効いているお店を求め、蕎麦屋へ。
キャプテンの指示によりムッシュ氏は油を補給禁止に。
(昨年度の過ちを繰り返さないため)
お腹もちょうど良く膨れ、体力を回復し、決勝戦へ備える。
コンビニで買っていた“モンスター”で乾杯し各々気合を入れる。
決勝戦のメンバーは
艇指揮:鱸 艇長:酔
5 :腰 6 :殺
3 :G 4 :尻
1 :ム 2 :重
艇指揮と5が交代しただけだが、このメンバーが横浜を制したいわゆる“レジェンド”
である。
決勝の組み合わせは
1コース 平成丸
2コース アンカーアップA
3コース T.I.T CUTTER CLUB
4コース KOBE919
非常に濃い顔ぶれである。
ここで勝っても素直には喜べないのが四日市大会。
全体で1番のタイムを出さなければ優勝はできないのである。
が、予選を1位で突破している。
予選は完璧じゃないと各々が感じているので予選以上を出せば優勝できる。
と感じていた。
他の決勝戦5レースが終わり、ついに自分たちの番がやってきた。
作戦は予選と同じ。
乗艇し、スタート位置へ向かう。
「各艇その位置」
この言葉が流れると一番身が引きしまる。
私の「前へ」の掛け声でダッシュが始まった。
往路は順調で、40枚ほどダッシュしたあとに4枚で回頭へ入る。
そして回頭を終え、あとは帰るのみ。
ここからが地獄だった。
午前中と潮の流れが真逆になっていたのだった。
つまり、復路は潮の流れに逆らって漕がねばならない。
ダッシュ40枚ほどでゴールできる計算だったが、40枚漕いでも全然着かないのである。
漕いでも漕いでも中々進まない。
次第に皆の顔が、漕ぎが崩れていく。
艇指揮、艇長の声もほとんどかすれて何をいっているのか分からないほどだった。
声をかける側としても非常に辛そうな顔を見ながら「まだ!まだ!」
と言うのは非常に辛かった。
そしてゴール。
私の位置からだと1コースの平成丸に完全に挿されたと思っていた。
陸に上がり結果を聞くが、表彰式まで優勝は分からない。
表彰式が始まり、下位から順に発表されていくのだがとても気が気じゃなかった。
発表のしかたがみのもんたみたいなのだ。
間が空いて非常にドキドキする。
終いには発表者も笑い出す始末。
「3位!KOBE919!」
残ったのは大阪を制した平成丸と横浜を制したT.I.T。
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「2位!平成丸!」
と発表された時点でT.I.Tの優勝が確定した。
夢の連覇である。
高校野球で春夏連覇といえばとてつもない強豪だが、横浜、四日市の連覇は
それに近いものがあるのではないだろうか。
昨年度のデータと見比べると見違えるように早くなっている。
2012年
予選
4コース T.I.T CUTTER CLUB 3’38”89
決勝
2コース T.I.T CUTTER CLUB 3’30”21
2013年
予選
4コース T.I.T CUTTER CLUB 2’48”67
決勝
3コース T.I.T CUTTER CLUB 2'56"07
42秒も縮めることができている。
それに、今年の予選のタイムはコースレコードなのではないだろうか。
横浜のレコードも塗り替えて、四日市も塗り替えた。
が、課題も沢山残った。
決勝で自分たちの限界を見たこと。
ひたすらダッシュでばててバラバラになったこと。
まだまだ体力が足りないと自覚した。
そしてクイーン四日市の方々と写真を撮ったり
四日市名物の「なが餅」を買い
横浜へと凱旋するのであった。
コンビニで大量の酒を買い込み、恒例の帰りの酒盛りが始まる。
3回目の四日市の帰りだが、今年が一番凄かったと思う。
後部座席がまるでディスコなのだ。
ライトが付いたり消えたり。
そして泥酔するキャップ。
「あれ、どこかSA寄ったの!?」
静岡県を通った記憶が無いというから驚きだ。
愛知県を抜けたあたりから静かになり、元気になったのが神奈川県、
静岡県と言えば道中でもかなり距離がある。
(すみませんあまりにも面白かったので書きました)
ともかく、連覇できたことは本当に嬉しかった。
3年目の自分がこんなに嬉しいのだから他の諸先輩方はとてつもなく嬉しかったと思う。
が、まだまだ満足できる漕ぎで優勝できたわけではないので、これで満足せず
来年もまた優勝できるよう、精進していきたいと思う。
2013.08.04 鱸
前日(2013.05.18)
今回前夜祭を初めて企画した。
理由は四日市・名古屋で毎回前夜祭にお招きして頂いているのに、自分達は地元での開催にも関わらず何もしないのはおかしいのでは!?と、ようやく気付いたからである。(遅!)
幹事を『なめこ』に押し付け、「何人来るかな?」・「どんなチームが来るかな?」と期待に胸膨らませ待つが、いっこうに参加者が集まらない!これはひょっとして企画倒れか?と肩を落としていると救世主チームが登場してくれた、その名はMY MOTHERS!!
思い返せばこのチームにいつも救いの手を差しのべて貰っている気がする。遠征をするようになり東海・関西チームと交流する際にも最初に橋渡しをしてくれた有難きチーム。
(何と、MMさんと最初に出会った頃の写真がありました!!)
2008年四日市、まだシマシマユニフォームの頃!!
きっと、うちのチーム以外にもお世話になっているチームは幾つもあり、カッター界でこういう役目が出来るのはMY MOTHERSだけだと思う。
ありがたき救世主「MY MOTHERS」のみなさんと
実にたのしそうな
結局MY MOTHERSとT.I.Tの2チームで行われた宴の席、酒がすすむに連れ今回の横浜レースに向け持ち込んだ秘策を、当日を待たずしてバラしてしまう『重さん』。(あ~ぁ喋っちゃったよ、この人)
正直、すまんかった。
そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、2次会に突入する面々と1次会で帰る面々。
自分はその時頭をフル回転させ結果、後者を選択。2次会に行きたい気持ちもあったが明日の事を考えると自粛したほうが無難と判断した。
明日の事を考えて日和った軟弱者。
上記にも少し登場したが、今回の横浜に向け我々が万を持して臨んだ秘策がある。それは神戸大会を経て気付いたことで、ダッシュには力があるが、普通漕ぎになった瞬間艇速が落ちる。そこで作戦会議を経て出した秘策がある。
その全貌がこれになる。
スタートダッシュ 30枚
↓ ↓ ↓
普通漕ぎを数枚して回頭を開始
↓ ↓ ↓
回頭後ダッシュ 20枚
↓ ↓ ↓
以降状況に応じ、そのままダッシュで通すか
or 一呼吸置いてからラストダッシュ 10枚
怒涛の攻撃的戦略を展開することを内々で決めていた。昨年まで連続ダッシュ否定派の『腰痛』が賛同してくれたので、もう迷う必要なし!自分としては望むところ、バスケで言えば「RUN & GUN」、ガンガン攻めてやる!!
まさかこの秘策があんなにも成果を出すとは、この時当然知る由もない。
なめ「あたしも知らな~~い」
当日(2013.05.19)
今年の配置図は下記となる
<トモ>
艇指揮:『鱸』 艇長:『酔長』
5番:『腰痛』 6番:『殺』
3番:『タムG』 4番:『尻』
1番:『ムッシュ』 2番:『重』
<オモテ>
この配置図を見て去年と違うことに気付く方は、かなりのT.I.Tフリーク!
違いは1つ、3番が『池マン』⇒『タムG』に変わったこと。
『池マン』は去年の四日市大会以降消息不明となり、現在も音信不通である。横浜大会前日に『キタム』(チャレンジ櫂・池マンの同級生)が自宅を訪ねご近所さんに聞き込み調査したところ、2週間前に動いている姿を目撃したとの情報をキャッチしたので生きているのだろう、どうかご無事でアーメン。
『タムG』はもともと黒鯱の創立メンバーで現在の所属も黒鯱ではあるが、関東に住んでいるため練習のほとんどをうちでしている。練習参加率も高く、もう他人の様で他人ではなく、むしろ身内として考えている。黒鯱と大会が被らない時はT.I.Tとして参加してもらっている。
この男の存在は非常に大きく、今回優勝出来た大きな要因であることは間違いない。
杏仁豆腐を、おたまで食べるほどワイルドな男「タムG」
そして予選がスタートする。(前置きが長過ぎたーー!)
★ 予選 (第14レース)
1コース さんふらわあ よこはま
⇒2’34’’62 (2位)
2コース NISSIN EXPRESS
⇒6’08’’02 (4位)
3コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’35 (1位)
4コース チームジレンマ
⇒3’12’’89 (3位)
『殺』のデータ分析によると「他の組み合わせみてもいつも通り漕げれば予選突破は問題ないかとおもいます^^」。
なるほど~、敵はタイムってことですな。
出場チームの多い横浜大会(172チーム)では、予選1着でゴールしてもタイムで上から16位以内に入らないと準決勝に進出することが出来ない過酷なルールがあり、過去のデータからすると2’35台以上出さないと例え1着でゴールしても準決勝進出は難しいと考えていた。
いよいよ乗艇所受付に各チームが集合する、時が来た!って感じで自然と気持ちが高揚する。他チームとの絶妙な距離感を保ちながら乗艇を待つ、この空気&緊張感ゾクゾクする!
周囲を見渡すと、1コースの さんふらわあ よこはま が玄人アイテム:毛布を持参している。艇座に敷いてクッションにするのだが、それだけ体を使って漕ぐことを表している。来たなダークホース!予想外の出来事に気合を入れ直す。
乗艇開始、スタート前に少しだけ練習する。艇座・足場・クラッチ&櫂、全てにおいてベストコンディション!皆との息もピッタリだった。そこで『タムG』が「これ今日、いけるんちゃいますかー?」と思っていたことを口にしてくれ、続けて「爆発力!!」と叫ぶ。
いいよx2 こういうノリ!!(笑) 元々単細胞なのと、言葉に共感出来るので力がみなぎってくる。
不安要素が全くない状態でレースが始まる、ダッシュを1枚・2枚と続けているうちに視界に入る左舷側のチームが離れていく、回頭後 さんふらわあ よこはま があまり離れていないことに気づくが慌てることなく、そのまま1着にてゴール!磐石の立ち上がりだった。体感的に2’35’’00以上は出ている確信があり、準決勝は間違いないと思った。
陸に戻りタイムを聞くと【2’22’’35】。 予想以上の出来に、漕いだ当事者達が一番驚いた!
うっそ~!? なタイム
「うそだろ~おい!」とか言いながら、トーナメント表を見てこの時点でトップであることを確認しニンマリ。
結局このタイムは最後まで抜かれることなく、なんと予選1位にて準決勝進出を決めた。
ムッシュ「予選首位賞頂きました!」
★ 準決勝 (第57レース)
1コース 櫂 BULL’S
⇒2’30’’32 (4位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’23’’12 (1位)
3コース KOBE919 「山スキー友の会」
⇒2’27’’88 (3位)
4コース チャレンジ櫂
⇒2’24’’39 (2位)
予選14レースが10:30頃に終わり、次の出番までに一般予選30レース+小学生2レース+女子予選8レースの計40レースが控えており、時間にして約4時間の待ち。
「暇だ~」シウマイ弁当を食べ、約1名を除き用意したブルーシートの上で寛いでいる。携帯をイジったり、談笑したり、気になるチームのレースを観戦したりしていた。約1名は昼食後、ずっーとトーナメント表の前で鎮座している。デカイし、赤いツナギだから遠くからでも目立つ。思えばこの人朝から落ち着きがなかった。トイレの回数は多いし、帰ってきたと思えば汗ダラダラ。おい、どうした最年長『重さん』!一番落ち着きがないぞ!!
重「何言ってんだ! ちゃんと落ち着いて座ってたぞ!! 見ろ!」
一方、汗ダラダラの証拠写真も・・・
そうこうしているうちに組み合わせ抽選の時間になる。『ムッシュ』に付き添ってもらいクジを引き、準決勝最終57レースを引き当てる。そこにはすでにKOBE919がいて、その後櫂 BULL’Sが来て、最後の1枠に願いも虚しくチャレンジ櫂が当選。
絶対内心穏やかでは無い笑顔の各チーム代表
恐怖の準決勝第4レース
準決勝レース中に、「事実上の決勝戦だよ、これ。」と言ったオーディエンスが居たとか。
他3レースより厳しい組み合わせを引いてしまった。
ムッシュ「なんてくじを引いてくれたんだ、キャップ・・・」
しかし、この戦いを制すれば優勝も見えてくる、予選タイムはこちらの方が上で恐れているのは向こうだ、勝機アリ!!
「何か長いっスね~」
「そろそろ佳境だろ~」
ポンツーンに向かう通船の上では4チームによる褒め殺し攻防戦が繰り広げられていた、そんな駆け引きを適当に聞き流して乗艇(笑)。午前中に比べると風が出てきている。うちらは真っ先にスタート地点に着く。この日一番緊張したのがこの瞬間だった。もしかしたら王者に勝てるかもしれない、そんな思いを言葉にする「チャレンジに勝つのはいつ??」全員から「今でしょ!!」(by東進ハイスクール)本当統一の取れた良いチームだ!コース取りは『酔長』・『重』・『ムッシュ』が行うのだが、最近駆け引きがうまいなと関心する。相手を焦らすためか、本当に位置取りが決まらないかは、定かではないが絶妙な時間配分である。いよいよスタート!ダッシュ10枚位で前に出た、『酔長』お得意の「『重さん』のみ上げて!」の回頭を行い、2枚で回り首位をキープしたまま折り返す。焦る気持ちはあったが、自分の仕事を最大限全うすることを心掛ける。1位チームがゴールしたことを告げる笛の音が鳴り響き周囲を見渡しが、まだどのチームも漕いでいた。勝ったことを理解し、右手を高々と上げ目一杯喜んだ「ヤッター!!」。
酔長が魅せてくれた神回頭!
実はこの直前、一杯引っ掛けていたとか・・・
意図的に二枚で回ったのでは無く、ビールの影響で一枚数え間違えたとのウワサも・・・
準決勝レース
★ 決勝 (第59レース)
1コース 館海B
⇒2’22’’68 (2位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’07 (優勝!)
3コース 館海A
⇒2’23’’64 (3位)
4コース 日本食研ワグーマ ジャパン 関東
⇒2’33’’67 (4位)
チャレンジ櫂に初めて勝った事がメチャメチャ嬉しかった!もうこうなれば【完全無敵】状態、スーパーマリオでいえばスターを取ったときと同じ、恐れるものは何もなかった。
準決勝最終組のため、そのままポンツーンに残ることも出来たが、みんな興奮状態だったため、冷静さを取り戻す意味も含めて陸に戻ることにした。この時一番懸念していたことは、直ぐに決勝が始まったら、体力回復の時間が無く不利に働くのでは?ってことだった。しかし、30回を迎える運営陣もそこの所は考慮しており、体力を回復するのに十分な時間を割いてくれた。おまけに決勝のコースをくじ引きで決めるため、『鱸』と一緒に抽選場所まで走って向かうと「走らなくていいですよ!」とやさしい言葉を掛けてもらった。コースは先程の縁起を担ぎ2コースがいいと思いながら引いた、2コースくじ。【完全無敵】効果炸裂!!
・予選 ⇒[T.I.T] 2’22’’35 [館海A] 2’22’’42 [館海B] 2’28’’55 [ワグーマ] 2’28’’66
・準決勝⇒[T.I.T] 2’23’’12 [館海A] 2’23’’38 [館海B] 2’26’’78 [ワグーマ] 2’34’’15
今日の実績からすれば、予選で0’’07差・準決勝で0’’26差の僅差でT.I.Tが上回っている、館海Aさえ抑えれば優勝出来ると考えていたが、思いもよらぬ展開が待ち受けていた。
決勝の舞台に向かう乗船所受付からポンツーンまで、去年は顔見知りのチームが居て牽制し合っていたが、今回は知っている面子が居なかった。なので、先週神戸大会で優勝しているワグーマに話し掛けた。今治の団体で今回のメンバーは関東に席を置く人達で結成したとの事、即席で練習もせず決勝まで上がってくるとは末恐ろしいチーム。そして、お互いに健闘を誓い合い乗艇。この時緊張している反面落ち着いてもいた。準決勝の件が自信から慢心に変わることは無かったが、【完全無敵】だったので優勝出来る気がしていた。そして大一番のスタート!
回頭までに館海Aを引き離す、
回頭明けに館海BがAより速くて少し動揺したが、艇指揮『鱸』の抜群のテンポにより最後まで左右の櫂が乱れることはなかった。
ラストスパートで館海Bが迫って来ているのは分かっていたが、ゴールブイまでの残りの距離と追い上げてくるスピードからして逆転されることはないと確信した。そしてゴールを告げる笛の音、続いてアナウンサーの「T.I.T CUTTER CLUB」の声が聞えた。ついに悲願の優勝を成し遂げた!!ガッツポーズを決めた後、喜びのあまり下に向かっておもいっきり叫んだ。
出場172チームの頂点は俺らだ!メチャメチャ気持ちいいー、最高だ!!
それがチャレンジ櫂を破ってのこと・地元横浜でのこと・生まれて初めて優勝が出来たことなど、色々な感情が重なって正直泣きそうになったが、毎回x2泣いてばかりだと情けないので我慢したのは内緒である。
前回泣いたキャプテン(2012年横浜レース記参照)と・・・
それを見て大喜びのメンバー
予選・準決勝・決勝と全てにおいてトップタイムを叩き出す完全優勝だった。しかも、決勝で出した【2’22’’07】は、横浜大会のコースレコードを樹立した。
あまりに出来過ぎた結果に自分達の出来事なのか、他人の出来事なのかの判断すら出来なかった。
トーナメント表のトップに燦然と輝く「T.I.T CUTTER CLUB」
この光景を何度夢見た事か・・・
今回優勝出来たのは、
・秘策が功を奏したこと
・『タムG』の爆発力
・『酔長』の回頭技術向上
・『鱸』の安定した掛け声
・左右のキャッチが合っていたこと
etc
色々な条件がかみ合った相乗効果ではあるが、その根底には全員の努力の成果が報われたおかげであることは忘れてはいけない。
レース後の様子
表彰式~
「おい、ニヤニヤするな!!」
酔長「なになに?なにがもらえるの?ビール??」
泣きそうな酔長
決勝で死闘を繰り広げた館山海上技術学校のクルーがご挨拶に来てくれました。
こうやって、健闘を称えあえる関係は素晴らしいと思う。
カッターやってて良かった!!
ちなみに、館海のキャプテン、イケメン(> <)(イケマンじゃないよ)
優勝すると、公式の写真撮ってもらえるのね。
ところで、この写真って、いつどこで見られるんだ??
賞状!!
とりあえずの鉛筆書き!
本物はいつ届くんだ??
トロフィー!
***メンバーの皆様へ***
今年の漕ぎで100%ですか?皆さん必ず反省点があったと思います。映像で確認してもまだまだ個々の能力を引き出せます、自分で勝手に限界を決めないで下さい。
来年の横浜大会までにそれぞれ0.5秒縮める努力をして下さい、筋トレ・走りこみ・アイディア何でもいいです。一人たったの0.5秒ですよ、楽勝でしょ?
仮にそれが全て成功すれば2’18台投入、例え半分のメンバーしか成功しなくても2’20台です。
うちらなら出来ると思います、やってやりましょう!!
『尻』
って事で、
「優勝おめでとー!! かんぱ~い!!」
★★
このレース記作成にあたり、MY MOTHERSの山下さんより写真の提供を頂きました。
レース記中のかっこイイレース写真は、すべて山下さんよりご提供頂いたものです。
ありがとうございました~!
ども、最近何故か団結力がでてきた右舷長老のRYOFU(腰痛)です。
“横浜港の歓喜”から2ヶ月弱、、さあ~今度は真夏の四日市だ~っ!てことで、もう6回目(かな?)の参加です、早いものですね~。
さて、いつもどおり、前日昼のエルグランド鈴繁発でしたが、ワタシは珍しく、お仕事でして電車にて後追いでした。なので行きの車中、及び前夜祭は簡単に・・・。
そして追いかけの私が真っ暗なJR四日市駅についたのは22時・・、するとメンバーは四日市名物トンテキ屋で2次会を敢行中!(なぜ2次会にトンテキ・・)
早速ホテルのチュックイン後、向かってみると、むさい男だらけでおった~!既に呂律にまわらない者もチラホラ・・・そしてカッター談義(?)で夜は更けていく。。
試合当日、予選は15レースで昼過ぎの予定ですが、開会式に出席及び他のレースの視察もあり、朝8時にホテルを出発予定で朝食他準備を済ませてロビーで待つなか、約1名音沙汰の無い男が・・・
キャプテンが部屋に呼び出しを掛けると今、起きたと!そして前日に出発時間を確認したにも関わらず、聞いてね~っすよと逆ギレ!
更に堂々と朝食をとる池マン、彼に言葉はいらないすね・・
「聞いてね~っすよ!」
何とか開会式中にレース場に到着すると9時前にも関わらず、日差しがカンカンに照りつけものすごい暑さに・・レースの時間を考えると不安に・・。
すでに素晴らしい天気
開会式を傍からながめる重沈・・・を撮る嵐
嵐が仙台から買ってきてくれた勝ち守り
実は車内におきざりにされたとか・・・
毎度お世話になっている、他チームの方々手土産渡しがてら、挨拶をし、それ以上の施しを受ける我々・・カッターをやってる人は良い人だらけですね。
施してい頂いたほんの一例
このみかんが後々あんな事になるなんて・・・
さ、今回予選、組み合わせの妙もあり、ある程度の余裕がある為、いつも違うメンバー編成で行きます!そんなことができるようになるとはね~(しみじみ・・)
艇指揮:植松君 艇長:ゆうちゃん 1:鈴木君 2:松尾さん 3:シャムッシュ
4:キャップ 5:腰痛 6:アイちん
アイちん、鈴木君は朝から緊張してまして、それぞれ自身で反省点はるでしょうが、頑張ったと思います。てなわけで風や潮流もいつもより強い気がして艇が重いのが気になりますが、余裕のトップ通過~(植松君、後半のダッシュ長いよ~(・∀・;))
★ 予選 (第15レース)
1コース イセワンズ 7’29”95
2コース マリンファイターズD 4’30”26
3コース 魚水錦 4’32”96
4コース T.I.T CUTTER CLUB 3’38”89
長い長いダッシュ
<
そして横のテントにいらした東ソーさんから施していただいたお弁当を喰らって、待つ面々・・。
もちろんデザートも♪
風も段々と強くなってきたな~。組み合わせも決まり(決勝6レース中、4番目)万全のメンバーで望むぞ!
艇指揮:鈴木君 艇長:ゆうちゃん 1:シャムッシュ 2:松尾さん 3:池マン
4:キャップ 5:腰痛 6:植松君
今年はいつもとキセ巻きが違い、滑りやすいモノとなって、みんな苦労しているご様子。やはり風、潮の影響もあってか重い・・。あ、自分、回頭明け、外しました、スンマセン・・。とか、なんとかしながらも、1着でゴール!!みんな、お疲れ様、クタクタだね~・・・っておい!!③番がゲロってるっ!!施しを受けたモン(みかん等)が散乱しとるぞ・・、次に乗る方々の為にもはよ片せ~っ!!いや~、だましだましでもこれじゃ・・、摂生しろよ③番・・・。
★ 決勝 (第4レース)
1コース コスモ海運㈱ 4’02”92
2コース T.I.T CUTTER CLUB 3’30”21
3コース 大勢丸 3’43”50
4コース ボディコンバット 3’49”51
この頃、彼にはすでに異変が・・・
そして回頭へ
予選、決勝共々、ガッツ宮本さんがビデオを撮ってくれていたのですが、こちらも決勝撮影中にハプニング!
強風により我々のテントが飛ばされてしまい、その必死の対処により、撮影中断、宮本さんのヘッドホンが海中没、さらにテント1つがオシャカに・・、ああ、皆様ご迷惑お掛けしました。。
吹き飛ばされて、無残に骨折したテント・・・
決勝レース中、「TIT、漕いでる場合じゃねーぞー!」
というありがたい応援があったとか無かったとか・・・
さて、こんなタイムじゃどうかな~っと思ってましたが、やはりレースコンディションが良くなかったらしく、皆さんタイムが伸びず、総合4位と相成りました。
とはいえ、メンバーそれぞれ反省点があるでしょうから、悔しい4位といえるでしょうね。まだまだ伸び代があるはず。これからも精進していきましょ~。真夏の遠征お疲れ様でした。
RYOFU
今回は人見知りキャプテンのレース記です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2012.06.10
朝掲示板をチェックすると、池まん「ケータイ洗濯しちゃって、ぶっ壊れた。」とあり大笑い。
空は予報に反し晴天、絶好のカッター日和!
当初の予定では池まんと上大岡で待ち合わせして行くはずだったが、スッポかされ一人で向かう。山下公園に近づくと統一Tシャツを着た集団に遭遇、勝手に仲間意識を持ってしまう。(笑)
09:40頃着くと、そこにはすでに重・殺・ムッシュ・スズキがレース観戦中。姿は見えないが嵐も居る事だろう。ブールシートもいつもと同じ場所に敷いてあった。【いつもありがとう!】
キャップが着く前にとっくに始まっていた開会式と
それを遠巻きに見守る重沈(参加しろよ)
腰痛・艇長・アッキーラさんも問題無く順次会場入り、残りは池まんのみ。このデジタル社会に携帯持ってない人を待つのはストレスが溜まる、ましてや前科持ちの池まん、来るか?来ないのか?
長い時間ヤキモキして待っていると、遠くに青ツナギに黄サンダルを発見!
あ、池まんだ!!はぁ~良かった一安心。。
ん!?ところで待てよお前、なんだその格好は? どうやらユニホームを無くしたらしい…。
まっ、なんやかんやあったがこれで全員集合!そして今年もお昼はシウマイ!毎年シウマイ!外で食べるシウマイは更にウマイ!!でもビールはお預けね。
そしてレースが近づく。
行ってきます!
★ 予選 (第42レース)
1コース クラブ氷川丸
3’02”30
2コース T.I.T CUTTER CLUB
2’34”15
3コース 滄溟の舎人
3’01”11
神戸の敗戦から横浜までの短い期間に出来る事は数少ない。
アッキーラさんの助言も受け、うちらに出来る事はただ一つ、【もっと声を出そう!】。神戸以降の練習も率先して声を出してきたつもりだ。けどメンバー曰く、女の子の前でしか声が出てないとの事。あれ!?おかしいなぁ~、そんなつもりはないのに…。(汗)
そして迎えた予選、この日最初で最後の円陣を組む。「チームにとって今日が一年で一番大切な日、気合入れていくぞ! いくぞー」 『オー!!』
そして、いざ艇に乗り込む。ムッムッなんか居心地が悪い、足場と櫂がスベる。
そんな中やや緊張気味でレーススタート。
「用意!前へ!」
いままでは「ま」が聞こえた時点でフライングスタートするのが常だったが、「へ」まで待ってスタート。
おっ!おっ!ダッシュ効いている、艇速もノッている感がある、周りを気にせず集中出来ている、回頭も攻めている、そして余裕の一位通過!
ただいま~
タイムは2’34”15。 …準決勝進出は決めたが、ちょっと納得出来なかった。
違和感があったのは重も一緒で、レース後毎回やる恒例の左手にビデオカメラ・右手にストップウォッチ代わりの携帯でペースチェック。どうやら今回は29回/分、うちらとしては遅い。さぁこの先の準決勝でペースアップするか否かを作戦会議。
いつもはペースアップ否定派の腰痛が「上げてきましょう!」と言った、一体何があったんだ?おい!
ではお言葉に甘えて上げていきましょう!でも上げ過ぎるとバタつくので、節度ある32-33回/分で、艇指揮スズキ頼んだぞ!
★ 準決勝 (第56レース)
1コース STAR DUST DREAMS
2’30”00
2コース T.I.T CUTTER CLUB
2’29”36
3コース 館海 B
2’30”08
4コース SUEHIRO 60
2’38”14
まずは組み合わせ抽選。
今回うちらは予選最後に準決勝に上がったので抽選と言ってもクジを引くでもなく、最後に残った所だった。それが上記の組み合わせだ。
カッターかじっている人なら分かると思うが、いずれも決勝・準決勝常連組。
が、予選タイムからしてこの組が一番決勝に勝ち進む可能性が残っていて、正直ラッキーと思った。
艇に乗り込み出艇準備を進めていると、緊張していた様子をポンツーンに居る王者チャレ櫂のHさんに目撃される。「緊張しているよ!楽にいきな!」と言われ、硬くなった顔をマッサージして「決勝で対戦したいッス!」と返す。よーし、やるか!気合入った!!
2-3本ダッシュ練習してみると、今回は漕ぎ易い!なんか調子良い! 艇の状況も然ることながら、一度漕いでいるので気持ち的要素の方が大きいのだろう。どうやら殺も同様に調子良いみたい。
そしてスタート地点に着く、
コース取りは艇長・重・ムッシュに任せて静かに時を待つ、
スズキが白旗を上げる、
「各艇その位置、各艇その位置」聞こえてきたアナウンス、櫂を延ばす、
ピストルの銃声と艇長・スズキの「前へ!」がほぼ同時に聞こえ、殺が少し動き出してから動く。
「1・2・3・4!」「2・2・3!」「3・2・3!」………もうそこからは必死だ
、必死過ぎて状況が思い出せない、思い出せるのは回頭後のゴール直前。視界にはエンジのTシャツのスターダスト、凄く接近していた。
どちらもスパートをかけている。感触として自分とスターダストの1番が一直線上に並んでいる感じ。
その時「ヤバイ、もっと漕がなきゃ!」ってより「ヤバイ、もっと声出さなきゃ!」と思った。ありったけの力を絞り声を出した。
そしてスターダスト・T.I.T・館海Bが三つ巴のままゴール。
どこも喜ばない、どこが勝ったか分からなかったが、良いレースをしたという満足感があり、それに浸っていた。
ポンツーンにあがり、準決勝が全て終わり暫くすると陸から聞えてきたアナウンス
「決勝進出チームは、館海 A・櫂 Bull’s・T.I.T CUTTER CLUB・チャレンジ櫂」
よっしゃー、決勝進出だー!
★ 女子決勝 (第58レース)
1コース 館海女子
2’49”11 - 2位
2コース こげポテ
2’45”01 - 優勝
3コース 横浜海洋少年団(ドルフィンズ)
2’49”11 - 3位
4コース MY MOTHER LADYS
2’49”45 - 4位
★ 決勝 (第59レース)
1コース T.I.T CUTTER CLUB
2’30”37 - 3位
2コース チャレンジ櫂
2’24”89 - 優勝
3コース 館海 A
2’26”69 - 2位
4コース 櫂 Bull’s
2’32”01 - 4位
メンバー全員決勝進出という予想外の出来事に半信半疑状態、その後徐々に状況を飲み込み笑顔になる、そして喜び合う右舷。
…ん!?右舷?
ちょっと待てお前等、いつの間にそんなに仲良くなったんだ? いつも協調性ゼロのクセに!!
どうやら準決勝前、秘かに「だましだまし行こう!」と一致団結したらしい。
女子決勝が始まった、うちの艇長が艇長・嵐が6番として乗るこげポテが見事優勝!終始リードして、見ていて危なげない完全勝利だった。
女子優勝艇「こげポテ」に赤つなぎが一人・・・
ポンツーんでポツーンな酔長
一緒に練習する事もあるが、そんなにガッツリ練習するわけでも無く、メンバーだって毎回違うのに、いつも優勝か準優勝。なんでそんなに強いの、たけヤン?
そうこうしている間に一般決勝だ、その舞台に自分達が居るのが心地良い。
開始まで時間があるので練習する、
声には出さないが全員観戦者を意識している。
漕がせたい艇長とスズキが、どんどん沖へと誘導する。待ってくれ!そんなに漕いだら、疲れちゃうよ!!って事で足早にスタート地点に移動。
「館海~」・「Bull’s~」やら色々聞えてくる中、Mr.ロイの「GO! T.I.T GO!」が抜群の声量で飛び込んでくる。
「ありがとう~」って手を振る。テンションが上がり「チャレンジ頑張れ~」って応援にも構わず手を振る、
「あっ、T.I.Tも~」とついでに応援して貰う、恐れ入ります…
そしてレース開始、夕方になると波・風とも強くなりコース取りがなかなか決まらない、
特に1コースは引き波が高い。
審判より「1コース赤!・1コース赤!」と抑揚のないアナンウスが煽る。
時間が掛かったが全てのコースで白が揃う、
このチャンスを逃すまいと審判も即座に行動し、各艇号砲と共に一斉スタート!
レース前に他チームは見ないと自分の中で決めていた、だから相手との位置関係は分からない、けどキタムの声が聞えるので大差は無いのだろう。
回頭明け、艇長より「声出して~!」と檄が飛ぶ。あ、集中していて忘れていた。その後は声も櫂も力の限り振り絞る。そしてゴールブイを過ぎ横を振り向くと、櫂立てをしているチャレンジ櫂が見えた。
とは言え総合3位、十二分な結果だ。
レース中
表彰式前ミヤムに「やっとここまで来ましたねー。」としみじみ言われ、昔の事を走馬灯の様に思い出した。
初めは会社の行事として年一回のMM直前練習と本番のみ、その後真剣に取り組む様になり、漠然と思い描いていた【あの場に立ちたい】という夢が、今こうして実現していると思うと妙な達成感から涙が出た。
そんなところをメンバーに見られたくないので駆け足でその場を離れたが、そういう事には目ざとくバッチリ目撃されていた。
その場を離れた人と・・・
それをバッチリ目撃している人たち(酔長喜びすぎ!)
表彰式!
3位になると副賞も立派!
顧問からのありがたいお言葉と、ありがたいビール!
目いっぱいの寄りで撮ったカップ!!
今回はラッキーにラッキーが積み重なり3位になれた事はメンバー全員が分かっている事、タイム順でいったらベスト10ぐらいだね。でも今年の横浜で3位になったのは間違いなく俺達なんだから遠慮しないで胸張っていこう!そして今度は誰もが納得行く形で3位以上目指し精進していきましょう。
以上、超長文失礼致しました。
キャプテン
【おまけ】
中華喰らいながら映像に見入る人々(当然反省は無い)