忍者ブログ
2025.05│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

横浜ホームで活動中のCUTTER TEAM     チーム方針 【 だましだまし行こうぜ! 】

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【第30回横浜港カッターレース】

前日(2013.05.18)

今回前夜祭を初めて企画した。
理由は四日市・名古屋で毎回前夜祭にお招きして頂いているのに、自分達は地元での開催にも関わらず何もしないのはおかしいのでは!?と、ようやく気付いたからである。(遅!)
幹事を『なめこ』に押し付け、「何人来るかな?」・「どんなチームが来るかな?」と期待に胸膨らませ待つが、いっこうに参加者が集まらない!これはひょっとして企画倒れか?と肩を落としていると救世主チームが登場してくれた、その名はMY MOTHERS!!
思い返せばこのチームにいつも救いの手を差しのべて貰っている気がする。遠征をするようになり東海・関西チームと交流する際にも最初に橋渡しをしてくれた有難きチーム。

(何と、MMさんと最初に出会った頃の写真がありました!!)
2008年四日市、まだシマシマユニフォームの頃!!


きっと、うちのチーム以外にもお世話になっているチームは幾つもあり、カッター界でこういう役目が出来るのはMY MOTHERSだけだと思う。


ありがたき救世主「MY MOTHERS」のみなさんと



実にたのしそうな 患部 幹部



結局MY MOTHERSとT.I.Tの2チームで行われた宴の席、酒がすすむに連れ今回の横浜レースに向け持ち込んだ秘策を、当日を待たずしてバラしてしまう『重さん』。(あ~ぁ喋っちゃったよ、この人)


正直、すまんかった。


そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、2次会に突入する面々と1次会で帰る面々。
自分はその時頭をフル回転させ結果、後者を選択。2次会に行きたい気持ちもあったが明日の事を考えると自粛したほうが無難と判断した。


明日の事を考えて日和った軟弱者。




上記にも少し登場したが、今回の横浜に向け我々が万を持して臨んだ秘策がある。それは神戸大会を経て気付いたことで、ダッシュには力があるが、普通漕ぎになった瞬間艇速が落ちる。そこで作戦会議を経て出した秘策がある。


その全貌がこれになる。
スタートダッシュ 30枚
↓ ↓ ↓
普通漕ぎを数枚して回頭を開始
↓ ↓ ↓
回頭後ダッシュ 20枚
↓ ↓ ↓
以降状況に応じ、そのままダッシュで通すか 
or 一呼吸置いてからラストダッシュ 10枚

怒涛の攻撃的戦略を展開することを内々で決めていた。昨年まで連続ダッシュ否定派の『腰痛』が賛同してくれたので、もう迷う必要なし!自分としては望むところ、バスケで言えば「RUN & GUN」、ガンガン攻めてやる!!
まさかこの秘策があんなにも成果を出すとは、この時当然知る由もない。

なめ「あたしも知らな~~い」






当日(2013.05.19)

今年の配置図は下記となる
   
     <トモ>
艇指揮:『鱸』 艇長:『酔長』
5番:『腰痛』 6番:『殺』
3番:『タムG』 4番:『尻』
1番:『ムッシュ』 2番:『重』
     <オモテ>

この配置図を見て去年と違うことに気付く方は、かなりのT.I.Tフリーク!
違いは1つ、3番が『池マン』⇒『タムG』に変わったこと。

『池マン』は去年の四日市大会以降消息不明となり、現在も音信不通である。横浜大会前日に『キタム』(チャレンジ櫂・池マンの同級生)が自宅を訪ねご近所さんに聞き込み調査したところ、2週間前に動いている姿を目撃したとの情報をキャッチしたので生きているのだろう、どうかご無事でアーメン。

『タムG』はもともと黒鯱の創立メンバーで現在の所属も黒鯱ではあるが、関東に住んでいるため練習のほとんどをうちでしている。練習参加率も高く、もう他人の様で他人ではなく、むしろ身内として考えている。黒鯱と大会が被らない時はT.I.Tとして参加してもらっている。
この男の存在は非常に大きく、今回優勝出来た大きな要因であることは間違いない。

杏仁豆腐を、おたまで食べるほどワイルドな男「タムG」



そして予選がスタートする。(前置きが長過ぎたーー!)





★ 予選 (第14レース)

1コース さんふらわあ よこはま
⇒2’34’’62 (2位)
2コース NISSIN EXPRESS
⇒6’08’’02 (4位)
3コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’35 (1位)
4コース チームジレンマ
⇒3’12’’89 (3位)

『殺』のデータ分析によると「他の組み合わせみてもいつも通り漕げれば予選突破は問題ないかとおもいます^^」。
なるほど~、敵はタイムってことですな。
出場チームの多い横浜大会(172チーム)では、予選1着でゴールしてもタイムで上から16位以内に入らないと準決勝に進出することが出来ない過酷なルールがあり、過去のデータからすると2’35台以上出さないと例え1着でゴールしても準決勝進出は難しいと考えていた。
いよいよ乗艇所受付に各チームが集合する、時が来た!って感じで自然と気持ちが高揚する。他チームとの絶妙な距離感を保ちながら乗艇を待つ、この空気&緊張感ゾクゾクする!
周囲を見渡すと、1コースの さんふらわあ よこはま が玄人アイテム:毛布を持参している。艇座に敷いてクッションにするのだが、それだけ体を使って漕ぐことを表している。来たなダークホース!予想外の出来事に気合を入れ直す。
乗艇開始、スタート前に少しだけ練習する。艇座・足場・クラッチ&櫂、全てにおいてベストコンディション!皆との息もピッタリだった。そこで『タムG』が「これ今日、いけるんちゃいますかー?」と思っていたことを口にしてくれ、続けて「爆発力!!」と叫ぶ。
いいよx2 こういうノリ!!(笑) 元々単細胞なのと、言葉に共感出来るので力がみなぎってくる。
不安要素が全くない状態でレースが始まる、ダッシュを1枚・2枚と続けているうちに視界に入る左舷側のチームが離れていく、回頭後 さんふらわあ よこはま があまり離れていないことに気づくが慌てることなく、そのまま1着にてゴール!磐石の立ち上がりだった。体感的に2’35’’00以上は出ている確信があり、準決勝は間違いないと思った。
陸に戻りタイムを聞くと【2’22’’35】。 予想以上の出来に、漕いだ当事者達が一番驚いた!

うっそ~!? なタイム


「うそだろ~おい!」とか言いながら、トーナメント表を見てこの時点でトップであることを確認しニンマリ。
結局このタイムは最後まで抜かれることなく、なんと予選1位にて準決勝進出を決めた。

ムッシュ「予選首位賞頂きました!」




★ 準決勝 (第57レース)

1コース 櫂 BULL’S
⇒2’30’’32 (4位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’23’’12 (1位)
3コース KOBE919 「山スキー友の会」
⇒2’27’’88 (3位)
4コース チャレンジ櫂
⇒2’24’’39 (2位)

予選14レースが10:30頃に終わり、次の出番までに一般予選30レース+小学生2レース+女子予選8レースの計40レースが控えており、時間にして約4時間の待ち。
「暇だ~」シウマイ弁当を食べ、約1名を除き用意したブルーシートの上で寛いでいる。携帯をイジったり、談笑したり、気になるチームのレースを観戦したりしていた。約1名は昼食後、ずっーとトーナメント表の前で鎮座している。デカイし、赤いツナギだから遠くからでも目立つ。思えばこの人朝から落ち着きがなかった。トイレの回数は多いし、帰ってきたと思えば汗ダラダラ。おい、どうした最年長『重さん』!一番落ち着きがないぞ!!


重「何言ってんだ! ちゃんと落ち着いて座ってたぞ!! 見ろ!」



一方、汗ダラダラの証拠写真も・・・



そうこうしているうちに組み合わせ抽選の時間になる。『ムッシュ』に付き添ってもらいクジを引き、準決勝最終57レースを引き当てる。そこにはすでにKOBE919がいて、その後櫂 BULL’Sが来て、最後の1枠に願いも虚しくチャレンジ櫂が当選。

絶対内心穏やかでは無い笑顔の各チーム代表



恐怖の準決勝第4レース


準決勝レース中に、「事実上の決勝戦だよ、これ。」と言ったオーディエンスが居たとか。


他3レースより厳しい組み合わせを引いてしまった。


ムッシュ「なんてくじを引いてくれたんだ、キャップ・・・」



しかし、この戦いを制すれば優勝も見えてくる、予選タイムはこちらの方が上で恐れているのは向こうだ、勝機アリ!!


  




「何か長いっスね~」
「そろそろ佳境だろ~」









ポンツーンに向かう通船の上では4チームによる褒め殺し攻防戦が繰り広げられていた、そんな駆け引きを適当に聞き流して乗艇(笑)。午前中に比べると風が出てきている。うちらは真っ先にスタート地点に着く。この日一番緊張したのがこの瞬間だった。もしかしたら王者に勝てるかもしれない、そんな思いを言葉にする「チャレンジに勝つのはいつ??」全員から「今でしょ!!」(by東進ハイスクール)本当統一の取れた良いチームだ!コース取りは『酔長』・『重』・『ムッシュ』が行うのだが、最近駆け引きがうまいなと関心する。相手を焦らすためか、本当に位置取りが決まらないかは、定かではないが絶妙な時間配分である。いよいよスタート!ダッシュ10枚位で前に出た、『酔長』お得意の「『重さん』のみ上げて!」の回頭を行い、2枚で回り首位をキープしたまま折り返す。焦る気持ちはあったが、自分の仕事を最大限全うすることを心掛ける。1位チームがゴールしたことを告げる笛の音が鳴り響き周囲を見渡しが、まだどのチームも漕いでいた。勝ったことを理解し、右手を高々と上げ目一杯喜んだ「ヤッター!!」。


酔長が魅せてくれた神回頭!

実はこの直前、一杯引っ掛けていたとか・・・
意図的に二枚で回ったのでは無く、ビールの影響で一枚数え間違えたとのウワサも・・・


準決勝レース




★ 決勝 (第59レース)

1コース 館海B
⇒2’22’’68 (2位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’07 (優勝!)
3コース 館海A
⇒2’23’’64 (3位)
4コース 日本食研ワグーマ ジャパン 関東
⇒2’33’’67 (4位)

チャレンジ櫂に初めて勝った事がメチャメチャ嬉しかった!もうこうなれば【完全無敵】状態、スーパーマリオでいえばスターを取ったときと同じ、恐れるものは何もなかった。
準決勝最終組のため、そのままポンツーンに残ることも出来たが、みんな興奮状態だったため、冷静さを取り戻す意味も含めて陸に戻ることにした。この時一番懸念していたことは、直ぐに決勝が始まったら、体力回復の時間が無く不利に働くのでは?ってことだった。しかし、30回を迎える運営陣もそこの所は考慮しており、体力を回復するのに十分な時間を割いてくれた。おまけに決勝のコースをくじ引きで決めるため、『鱸』と一緒に抽選場所まで走って向かうと「走らなくていいですよ!」とやさしい言葉を掛けてもらった。コースは先程の縁起を担ぎ2コースがいいと思いながら引いた、2コースくじ。【完全無敵】効果炸裂!!
・予選 ⇒[T.I.T] 2’22’’35 [館海A] 2’22’’42 [館海B] 2’28’’55 [ワグーマ] 2’28’’66
・準決勝⇒[T.I.T] 2’23’’12 [館海A] 2’23’’38 [館海B] 2’26’’78 [ワグーマ] 2’34’’15
今日の実績からすれば、予選で0’’07差・準決勝で0’’26差の僅差でT.I.Tが上回っている、館海Aさえ抑えれば優勝出来ると考えていたが、思いもよらぬ展開が待ち受けていた。
決勝の舞台に向かう乗船所受付からポンツーンまで、去年は顔見知りのチームが居て牽制し合っていたが、今回は知っている面子が居なかった。なので、先週神戸大会で優勝しているワグーマに話し掛けた。今治の団体で今回のメンバーは関東に席を置く人達で結成したとの事、即席で練習もせず決勝まで上がってくるとは末恐ろしいチーム。そして、お互いに健闘を誓い合い乗艇。この時緊張している反面落ち着いてもいた。準決勝の件が自信から慢心に変わることは無かったが、【完全無敵】だったので優勝出来る気がしていた。そして大一番のスタート!



回頭までに館海Aを引き離す、




回頭明けに館海BがAより速くて少し動揺したが、艇指揮『鱸』の抜群のテンポにより最後まで左右の櫂が乱れることはなかった。










ラストスパートで館海Bが迫って来ているのは分かっていたが、ゴールブイまでの残りの距離と追い上げてくるスピードからして逆転されることはないと確信した。そしてゴールを告げる笛の音、続いてアナウンサーの「T.I.T CUTTER CLUB」の声が聞えた。ついに悲願の優勝を成し遂げた!!ガッツポーズを決めた後、喜びのあまり下に向かっておもいっきり叫んだ。
出場172チームの頂点は俺らだ!メチャメチャ気持ちいいー、最高だ!!
それがチャレンジ櫂を破ってのこと・地元横浜でのこと・生まれて初めて優勝が出来たことなど、色々な感情が重なって正直泣きそうになったが、毎回x2泣いてばかりだと情けないので我慢したのは内緒である。


前回泣いたキャプテン(2012年横浜レース記参照)と・・・


それを見て大喜びのメンバー





予選・準決勝・決勝と全てにおいてトップタイムを叩き出す完全優勝だった。しかも、決勝で出した【2’22’’07】は、横浜大会のコースレコードを樹立した。



あまりに出来過ぎた結果に自分達の出来事なのか、他人の出来事なのかの判断すら出来なかった。

トーナメント表のトップに燦然と輝く「T.I.T CUTTER CLUB」

この光景を何度夢見た事か・・・



今回優勝出来たのは、
・秘策が功を奏したこと
・『タムG』の爆発力
・『酔長』の回頭技術向上
・『鱸』の安定した掛け声
・左右のキャッチが合っていたこと
etc
色々な条件がかみ合った相乗効果ではあるが、その根底には全員の努力の成果が報われたおかげであることは忘れてはいけない。




レース後の様子




表彰式~
「おい、ニヤニヤするな!!」



酔長「なになに?なにがもらえるの?ビール??」


泣きそうな酔長






決勝で死闘を繰り広げた館山海上技術学校のクルーがご挨拶に来てくれました。

こうやって、健闘を称えあえる関係は素晴らしいと思う。
カッターやってて良かった!!

ちなみに、館海のキャプテン、イケメン(> <)(イケマンじゃないよ)


優勝すると、公式の写真撮ってもらえるのね。

ところで、この写真って、いつどこで見られるんだ??

賞状!!

とりあえずの鉛筆書き!
本物はいつ届くんだ??

トロフィー!





***メンバーの皆様へ***
今年の漕ぎで100%ですか?皆さん必ず反省点があったと思います。映像で確認してもまだまだ個々の能力を引き出せます、自分で勝手に限界を決めないで下さい。
来年の横浜大会までにそれぞれ0.5秒縮める努力をして下さい、筋トレ・走りこみ・アイディア何でもいいです。一人たったの0.5秒ですよ、楽勝でしょ?
仮にそれが全て成功すれば2’18台投入、例え半分のメンバーしか成功しなくても2’20台です。
うちらなら出来ると思います、やってやりましょう!!

『尻』



って事で、
「優勝おめでとー!! かんぱ~い!!」








★★
このレース記作成にあたり、MY MOTHERSの山下さんより写真の提供を頂きました。
レース記中のかっこイイレース写真は、すべて山下さんよりご提供頂いたものです。
ありがとうございました~!
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
←No.40No.39No.37No.38No.36No.31No.30No.29No.28No.27No.26
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
[12/09 筆者]
[12/07 酔]
[12/07 酔]
[12/07 筆者]
[12/06 酔]
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター