横浜ホームで活動中のCUTTER TEAM チーム方針 【 だましだまし行こうぜ! 】
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【第26回四日市港カッターレース】
艇指揮、右舷をやっております、鱸です。横浜大会より3ヶ月、今年も四日市カッターレースの時期がやってきました。
私は3回目の四日市大会になります。
思い返せば2年前の夏、初めてカッターレースの大会に参加したのがこの
四日市港カッターレースでした。
ではでは、1日目から振り返ってみたいと思います。
「初日」
四日市へは毎年車で遠征をしているのですが、今年は某エログランドでの遠征である。廃エースと比べると運転もしやすく、車内設備が充実しているのもいい所。
(ナビ無しなので要携帯ナビ)
運転は私鱸と、重さん。
道中渋滞もあまりなく、浜名湖で休憩。
J-POPばっかり流れるので長渕剛に聞き入るムッシュ氏
四日市に到着し、ホテルへのチェックインを済ませると毎年恒例の四日市のお祭りの音が聞こえてくる。
前夜祭まで時間があるのでお祭りへ繰り出すことになった。
商店街や公園などに全体的に出店が並んでおり、結構規模の大きなお祭りで、私自身
まじまじと眺めたのも初めてである。
きゅうりの1本漬けを食す
お化け屋敷とムッシュ氏
(艇長と入ってぎゃー!ぎゃー!と叫び声がスピーカーから流される)
シロップかけ放題のかき氷(たむG)
(筋肉隆々の腕とのギャップ)
獅子舞
太鼓
大入道とムッシュ氏
見回ったのは1時間ほどだが、充分すぎるほど四日市祭りを堪能できた。
個人的にもう一回来たいと思ってしまった。
日も暮れて、前夜祭の時間が近づいてきたので会場へ移動する。
会場は哈爾濱(ハルビン)。
MMの林さんが手配してくれたお店だ。
懐かしいというか、一年ぶりなあのお店。
ずーっとハルピンだと思っていたら実はハルビンだったという。
「カッターは祭りだ!」と猛烈にかたるたむG。
確かに、と思った。
カッターという名の神輿を担ぐ、と。
カッターレースに回頭があるように、神輿担ぎにも回頭があると
実際にさきほど祭りを体験し神輿をみたから尚更うんうん、と思ってしまった。
右舷の結束?
そんなこんなで前夜祭も終わり、2次会へ行くメンバーと明日に備えて就寝組に別れ
私は過去に寝坊をやらかしているので早々とホテルへ戻り就寝。
「2日目」
今年も全員寝坊せずに準備完了かと思いきや朝食を食べ損ねた人
今年もGMが素敵な旗を用意してくれた。
てぃあいてぃぺでぃあにもあるがここにも記載する。
・An exact matchless commander : Suzuki-鱸-
⇒正確な無比の指揮者=正確無比な艇指揮
・THe magician of a turning round : Ikawa-酔張-
⇒回頭の魔術師
・A large-size furoshiki is a sake of a team : Fujisawa-腰痛-
⇒大型のfuroshikiはチームの目的です=大風呂敷はチームのためさ
・It still is not convinced for itself : Uematu-殺-
⇒それはまだ独力で確信していません=まだまだ自分自身納得してねー
・The strongest backer in history : Tamura-G-
⇒史上最も強い後援者=史上最強の助っ人
・make it random, captain! : Yamada-CAP-
⇒それをランダム、キャプテンにします=いいかげんにしろよ、キャプテン!
・A heavily perspring soul singer onboard : Matsuura-Monsieur-
⇒極度に発汗するソウルミュージック歌手が搭載されてます=船上の汗かきソウルシンガー
・not finish with the weight which offen exists : Matsuo-重-
⇒しばしば存在する重量で終了しない=そのへんにある重りじゃ終わらねーぞ
どれもかっこいい言葉である。
テント設営して休憩
今年も健康診断を受けるムッシュ氏
勉強熱心な腰痛氏
これ飲んで気合いれます!
今年も激暑な四日市
そして大会当日、レースは11レース目。
組み合わせは以下の通り。
1コース Six Legendary
2コース CKファイターズ
3コース ピエロ。
4コース T.I.T CUTTER CLUB
我らがT.I.Tは4コースで一番岸壁に近いコース。
つまり観客に一番近いのでかっこいいところも見てもらえるが、
ミスをすると一番目立つのも事実。
作戦はスタート→ダッシュ40枚→回頭前に5枚で調整
回頭後ダッシュ30枚、、、(だったかな)
予選のメンバーは
艇指揮:腰 艇長:酔
5 :鱸 6 :殺
3 :G 4 :尻
1 :ム 2 :重
レース前はちょいちょい緊張してトイレに2回くらい行き、
Gと一緒にクイーン四日市もがっつり見る。
レースにあたり、個人的に一番気をつけなければ、と思っていたのが櫂のきせ巻きの部分。
このきせ巻きの部分がシリコンだかシーラーだかで防水加工してあり、これが滑るのだ。
昨年は予選を1番で漕いだのだが、他の参加者にここが滑ると聞いており、のっけから
大丈夫かな、とかなり不安な中のぞんだレースで、案の定漕ぎづらく、さんざんな漕ぎを
してしまった苦い思い出がある。
今年はそんな経験を活かし、キャッチをいつも以上にしっかりできるよう心がけた。
ポジションも昨年とは打って変わり、1→5へ。今までは1が一番しっくりきていた
つもりであったがいかんせん体重が軽いので1には不釣合いで隣の重さんとの体重的なバランスも悪かったと思う。
そこで今年は体重的にもバランスの取れる殺さんの隣の5へ。
メンバーからも5が一番合うと思う、とのことだったので奮起し、5へ移籍を果たした。
5は個人的に一番漕ぎづらいと思っていたポジションだったのだが、なんとか四日市までに形にできたと思う。
そんなこんなで予選のレースが近づいてくる。
四日市はスタート位置まで自分たちで漕いでいくか、曳航してもらうかなのだが
ちょっとでも漕いで感覚を掴みたいので、ここは自分たちで漕いでいく。
ダッシュを少しやり合わせていく。
今年は櫂もつるつる滑らず漕ぐことができそうだった。
スタートブイに4艇が付いて微調整をする。
腰さんの前へと共に、ダッシュが始まる。
思っていたより緊張はしていなかったので往路は楽に漕ぐことができた。
(力は抜いてません)
回頭に差し掛かり右舷のみになって重くなるのだが、艇が傾くのでいつも回頭は漕ぎづらい。
案の定1本目を外してしまったがすぐに立て直し、回頭を続ける。
(外してしまって申し訳ないです...)
回頭後、再度ダッシュがかかる。
20枚くらい漕いだあたりで段々ときつくなってくる。
残り15枚くらいはあったのだが4~5枚ちゃんと漕ぐことができなかった。
そしてゴール。
結果は…
1コース Six Legendary 3’05”97
2コース CKファイターズ 4’43”80
3コース ピエロ。 3’02”31
4コース T.I.T CUTTER CLUB 2’48”67
で見事1位。
タイム表の前で歓喜した。
そしてなんと予選1位通過。
横浜大会に続き予選1位通過をまたしてもすることができた。
そして決勝へ向けて英気を養うために冷房がキンキンに効いているお店を求め、蕎麦屋へ。
キャプテンの指示によりムッシュ氏は油を補給禁止に。
(昨年度の過ちを繰り返さないため)
お腹もちょうど良く膨れ、体力を回復し、決勝戦へ備える。
コンビニで買っていた“モンスター”で乾杯し各々気合を入れる。
決勝戦のメンバーは
艇指揮:鱸 艇長:酔
5 :腰 6 :殺
3 :G 4 :尻
1 :ム 2 :重
艇指揮と5が交代しただけだが、このメンバーが横浜を制したいわゆる“レジェンド”
である。
決勝の組み合わせは
1コース 平成丸
2コース アンカーアップA
3コース T.I.T CUTTER CLUB
4コース KOBE919
非常に濃い顔ぶれである。
ここで勝っても素直には喜べないのが四日市大会。
全体で1番のタイムを出さなければ優勝はできないのである。
が、予選を1位で突破している。
予選は完璧じゃないと各々が感じているので予選以上を出せば優勝できる。
と感じていた。
他の決勝戦5レースが終わり、ついに自分たちの番がやってきた。
作戦は予選と同じ。
乗艇し、スタート位置へ向かう。
「各艇その位置」
この言葉が流れると一番身が引きしまる。
私の「前へ」の掛け声でダッシュが始まった。
往路は順調で、40枚ほどダッシュしたあとに4枚で回頭へ入る。
そして回頭を終え、あとは帰るのみ。
ここからが地獄だった。
午前中と潮の流れが真逆になっていたのだった。
つまり、復路は潮の流れに逆らって漕がねばならない。
ダッシュ40枚ほどでゴールできる計算だったが、40枚漕いでも全然着かないのである。
漕いでも漕いでも中々進まない。
次第に皆の顔が、漕ぎが崩れていく。
艇指揮、艇長の声もほとんどかすれて何をいっているのか分からないほどだった。
声をかける側としても非常に辛そうな顔を見ながら「まだ!まだ!」
と言うのは非常に辛かった。
そしてゴール。
私の位置からだと1コースの平成丸に完全に挿されたと思っていた。
陸に上がり結果を聞くが、表彰式まで優勝は分からない。
表彰式が始まり、下位から順に発表されていくのだがとても気が気じゃなかった。
発表のしかたがみのもんたみたいなのだ。
間が空いて非常にドキドキする。
終いには発表者も笑い出す始末。
「3位!KOBE919!」
残ったのは大阪を制した平成丸と横浜を制したT.I.T。
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
「2位!平成丸!」
と発表された時点でT.I.Tの優勝が確定した。
夢の連覇である。
高校野球で春夏連覇といえばとてつもない強豪だが、横浜、四日市の連覇は
それに近いものがあるのではないだろうか。
昨年度のデータと見比べると見違えるように早くなっている。
2012年
予選
4コース T.I.T CUTTER CLUB 3’38”89
決勝
2コース T.I.T CUTTER CLUB 3’30”21
2013年
予選
4コース T.I.T CUTTER CLUB 2’48”67
決勝
3コース T.I.T CUTTER CLUB 2'56"07
42秒も縮めることができている。
それに、今年の予選のタイムはコースレコードなのではないだろうか。
横浜のレコードも塗り替えて、四日市も塗り替えた。
が、課題も沢山残った。
決勝で自分たちの限界を見たこと。
ひたすらダッシュでばててバラバラになったこと。
まだまだ体力が足りないと自覚した。
そしてクイーン四日市の方々と写真を撮ったり
四日市名物の「なが餅」を買い
横浜へと凱旋するのであった。
コンビニで大量の酒を買い込み、恒例の帰りの酒盛りが始まる。
3回目の四日市の帰りだが、今年が一番凄かったと思う。
後部座席がまるでディスコなのだ。
ライトが付いたり消えたり。
そして泥酔するキャップ。
「あれ、どこかSA寄ったの!?」
静岡県を通った記憶が無いというから驚きだ。
愛知県を抜けたあたりから静かになり、元気になったのが神奈川県、
静岡県と言えば道中でもかなり距離がある。
(すみませんあまりにも面白かったので書きました)
ともかく、連覇できたことは本当に嬉しかった。
3年目の自分がこんなに嬉しいのだから他の諸先輩方はとてつもなく嬉しかったと思う。
が、まだまだ満足できる漕ぎで優勝できたわけではないので、これで満足せず
来年もまた優勝できるよう、精進していきたいと思う。
2013.08.04 鱸
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【第30回横浜港カッターレース】
前日(2013.05.18)
今回前夜祭を初めて企画した。
理由は四日市・名古屋で毎回前夜祭にお招きして頂いているのに、自分達は地元での開催にも関わらず何もしないのはおかしいのでは!?と、ようやく気付いたからである。(遅!)
幹事を『なめこ』に押し付け、「何人来るかな?」・「どんなチームが来るかな?」と期待に胸膨らませ待つが、いっこうに参加者が集まらない!これはひょっとして企画倒れか?と肩を落としていると救世主チームが登場してくれた、その名はMY MOTHERS!!
思い返せばこのチームにいつも救いの手を差しのべて貰っている気がする。遠征をするようになり東海・関西チームと交流する際にも最初に橋渡しをしてくれた有難きチーム。
(何と、MMさんと最初に出会った頃の写真がありました!!)
2008年四日市、まだシマシマユニフォームの頃!!

きっと、うちのチーム以外にもお世話になっているチームは幾つもあり、カッター界でこういう役目が出来るのはMY MOTHERSだけだと思う。
ありがたき救世主「MY MOTHERS」のみなさんと

実にたのしそうな患部 幹部

結局MY MOTHERSとT.I.Tの2チームで行われた宴の席、酒がすすむに連れ今回の横浜レースに向け持ち込んだ秘策を、当日を待たずしてバラしてしまう『重さん』。(あ~ぁ喋っちゃったよ、この人)
正直、すまんかった。

そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、2次会に突入する面々と1次会で帰る面々。
自分はその時頭をフル回転させ結果、後者を選択。2次会に行きたい気持ちもあったが明日の事を考えると自粛したほうが無難と判断した。
明日の事を考えて日和った軟弱者。

上記にも少し登場したが、今回の横浜に向け我々が万を持して臨んだ秘策がある。それは神戸大会を経て気付いたことで、ダッシュには力があるが、普通漕ぎになった瞬間艇速が落ちる。そこで作戦会議を経て出した秘策がある。
その全貌がこれになる。
スタートダッシュ 30枚
↓ ↓ ↓
普通漕ぎを数枚して回頭を開始
↓ ↓ ↓
回頭後ダッシュ 20枚
↓ ↓ ↓
以降状況に応じ、そのままダッシュで通すか
or 一呼吸置いてからラストダッシュ 10枚
怒涛の攻撃的戦略を展開することを内々で決めていた。昨年まで連続ダッシュ否定派の『腰痛』が賛同してくれたので、もう迷う必要なし!自分としては望むところ、バスケで言えば「RUN & GUN」、ガンガン攻めてやる!!
まさかこの秘策があんなにも成果を出すとは、この時当然知る由もない。
なめ「あたしも知らな~~い」

当日(2013.05.19)
今年の配置図は下記となる
<トモ>
艇指揮:『鱸』 艇長:『酔長』
5番:『腰痛』 6番:『殺』
3番:『タムG』 4番:『尻』
1番:『ムッシュ』 2番:『重』
<オモテ>
この配置図を見て去年と違うことに気付く方は、かなりのT.I.Tフリーク!
違いは1つ、3番が『池マン』⇒『タムG』に変わったこと。
『池マン』は去年の四日市大会以降消息不明となり、現在も音信不通である。横浜大会前日に『キタム』(チャレンジ櫂・池マンの同級生)が自宅を訪ねご近所さんに聞き込み調査したところ、2週間前に動いている姿を目撃したとの情報をキャッチしたので生きているのだろう、どうかご無事でアーメン。
『タムG』はもともと黒鯱の創立メンバーで現在の所属も黒鯱ではあるが、関東に住んでいるため練習のほとんどをうちでしている。練習参加率も高く、もう他人の様で他人ではなく、むしろ身内として考えている。黒鯱と大会が被らない時はT.I.Tとして参加してもらっている。
この男の存在は非常に大きく、今回優勝出来た大きな要因であることは間違いない。
杏仁豆腐を、おたまで食べるほどワイルドな男「タムG」

そして予選がスタートする。(前置きが長過ぎたーー!)
★ 予選 (第14レース)
1コース さんふらわあ よこはま
⇒2’34’’62 (2位)
2コース NISSIN EXPRESS
⇒6’08’’02 (4位)
3コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’35 (1位)
4コース チームジレンマ
⇒3’12’’89 (3位)
『殺』のデータ分析によると「他の組み合わせみてもいつも通り漕げれば予選突破は問題ないかとおもいます^^」。
なるほど~、敵はタイムってことですな。
出場チームの多い横浜大会(172チーム)では、予選1着でゴールしてもタイムで上から16位以内に入らないと準決勝に進出することが出来ない過酷なルールがあり、過去のデータからすると2’35台以上出さないと例え1着でゴールしても準決勝進出は難しいと考えていた。
いよいよ乗艇所受付に各チームが集合する、時が来た!って感じで自然と気持ちが高揚する。他チームとの絶妙な距離感を保ちながら乗艇を待つ、この空気&緊張感ゾクゾクする!
周囲を見渡すと、1コースの さんふらわあ よこはま が玄人アイテム:毛布を持参している。艇座に敷いてクッションにするのだが、それだけ体を使って漕ぐことを表している。来たなダークホース!予想外の出来事に気合を入れ直す。
乗艇開始、スタート前に少しだけ練習する。艇座・足場・クラッチ&櫂、全てにおいてベストコンディション!皆との息もピッタリだった。そこで『タムG』が「これ今日、いけるんちゃいますかー?」と思っていたことを口にしてくれ、続けて「爆発力!!」と叫ぶ。
いいよx2 こういうノリ!!(笑) 元々単細胞なのと、言葉に共感出来るので力がみなぎってくる。
不安要素が全くない状態でレースが始まる、ダッシュを1枚・2枚と続けているうちに視界に入る左舷側のチームが離れていく、回頭後 さんふらわあ よこはま があまり離れていないことに気づくが慌てることなく、そのまま1着にてゴール!磐石の立ち上がりだった。体感的に2’35’’00以上は出ている確信があり、準決勝は間違いないと思った。
陸に戻りタイムを聞くと【2’22’’35】。 予想以上の出来に、漕いだ当事者達が一番驚いた!
うっそ~!? なタイム

「うそだろ~おい!」とか言いながら、トーナメント表を見てこの時点でトップであることを確認しニンマリ。
結局このタイムは最後まで抜かれることなく、なんと予選1位にて準決勝進出を決めた。
ムッシュ「予選首位賞頂きました!」

★ 準決勝 (第57レース)
1コース 櫂 BULL’S
⇒2’30’’32 (4位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’23’’12 (1位)
3コース KOBE919 「山スキー友の会」
⇒2’27’’88 (3位)
4コース チャレンジ櫂
⇒2’24’’39 (2位)
予選14レースが10:30頃に終わり、次の出番までに一般予選30レース+小学生2レース+女子予選8レースの計40レースが控えており、時間にして約4時間の待ち。
「暇だ~」シウマイ弁当を食べ、約1名を除き用意したブルーシートの上で寛いでいる。携帯をイジったり、談笑したり、気になるチームのレースを観戦したりしていた。約1名は昼食後、ずっーとトーナメント表の前で鎮座している。デカイし、赤いツナギだから遠くからでも目立つ。思えばこの人朝から落ち着きがなかった。トイレの回数は多いし、帰ってきたと思えば汗ダラダラ。おい、どうした最年長『重さん』!一番落ち着きがないぞ!!
重「何言ってんだ! ちゃんと落ち着いて座ってたぞ!! 見ろ!」

一方、汗ダラダラの証拠写真も・・・

そうこうしているうちに組み合わせ抽選の時間になる。『ムッシュ』に付き添ってもらいクジを引き、準決勝最終57レースを引き当てる。そこにはすでにKOBE919がいて、その後櫂 BULL’Sが来て、最後の1枠に願いも虚しくチャレンジ櫂が当選。
絶対内心穏やかでは無い笑顔の各チーム代表

恐怖の準決勝第4レース


準決勝レース中に、「事実上の決勝戦だよ、これ。」と言ったオーディエンスが居たとか。
他3レースより厳しい組み合わせを引いてしまった。
ムッシュ「なんてくじを引いてくれたんだ、キャップ・・・」

しかし、この戦いを制すれば優勝も見えてくる、予選タイムはこちらの方が上で恐れているのは向こうだ、勝機アリ!!
「何か長いっスね~」
「そろそろ佳境だろ~」

ポンツーンに向かう通船の上では4チームによる褒め殺し攻防戦が繰り広げられていた、そんな駆け引きを適当に聞き流して乗艇(笑)。午前中に比べると風が出てきている。うちらは真っ先にスタート地点に着く。この日一番緊張したのがこの瞬間だった。もしかしたら王者に勝てるかもしれない、そんな思いを言葉にする「チャレンジに勝つのはいつ??」全員から「今でしょ!!」(by東進ハイスクール)本当統一の取れた良いチームだ!コース取りは『酔長』・『重』・『ムッシュ』が行うのだが、最近駆け引きがうまいなと関心する。相手を焦らすためか、本当に位置取りが決まらないかは、定かではないが絶妙な時間配分である。いよいよスタート!ダッシュ10枚位で前に出た、『酔長』お得意の「『重さん』のみ上げて!」の回頭を行い、2枚で回り首位をキープしたまま折り返す。焦る気持ちはあったが、自分の仕事を最大限全うすることを心掛ける。1位チームがゴールしたことを告げる笛の音が鳴り響き周囲を見渡しが、まだどのチームも漕いでいた。勝ったことを理解し、右手を高々と上げ目一杯喜んだ「ヤッター!!」。
酔長が魅せてくれた神回頭!

実はこの直前、一杯引っ掛けていたとか・・・
意図的に二枚で回ったのでは無く、ビールの影響で一枚数え間違えたとのウワサも・・・
準決勝レース
★ 決勝 (第59レース)
1コース 館海B
⇒2’22’’68 (2位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’07 (優勝!)
3コース 館海A
⇒2’23’’64 (3位)
4コース 日本食研ワグーマ ジャパン 関東
⇒2’33’’67 (4位)
チャレンジ櫂に初めて勝った事がメチャメチャ嬉しかった!もうこうなれば【完全無敵】状態、スーパーマリオでいえばスターを取ったときと同じ、恐れるものは何もなかった。
準決勝最終組のため、そのままポンツーンに残ることも出来たが、みんな興奮状態だったため、冷静さを取り戻す意味も含めて陸に戻ることにした。この時一番懸念していたことは、直ぐに決勝が始まったら、体力回復の時間が無く不利に働くのでは?ってことだった。しかし、30回を迎える運営陣もそこの所は考慮しており、体力を回復するのに十分な時間を割いてくれた。おまけに決勝のコースをくじ引きで決めるため、『鱸』と一緒に抽選場所まで走って向かうと「走らなくていいですよ!」とやさしい言葉を掛けてもらった。コースは先程の縁起を担ぎ2コースがいいと思いながら引いた、2コースくじ。【完全無敵】効果炸裂!!
・予選 ⇒[T.I.T] 2’22’’35 [館海A] 2’22’’42 [館海B] 2’28’’55 [ワグーマ] 2’28’’66
・準決勝⇒[T.I.T] 2’23’’12 [館海A] 2’23’’38 [館海B] 2’26’’78 [ワグーマ] 2’34’’15
今日の実績からすれば、予選で0’’07差・準決勝で0’’26差の僅差でT.I.Tが上回っている、館海Aさえ抑えれば優勝出来ると考えていたが、思いもよらぬ展開が待ち受けていた。
決勝の舞台に向かう乗船所受付からポンツーンまで、去年は顔見知りのチームが居て牽制し合っていたが、今回は知っている面子が居なかった。なので、先週神戸大会で優勝しているワグーマに話し掛けた。今治の団体で今回のメンバーは関東に席を置く人達で結成したとの事、即席で練習もせず決勝まで上がってくるとは末恐ろしいチーム。そして、お互いに健闘を誓い合い乗艇。この時緊張している反面落ち着いてもいた。準決勝の件が自信から慢心に変わることは無かったが、【完全無敵】だったので優勝出来る気がしていた。そして大一番のスタート!

回頭までに館海Aを引き離す、


回頭明けに館海BがAより速くて少し動揺したが、艇指揮『鱸』の抜群のテンポにより最後まで左右の櫂が乱れることはなかった。


ラストスパートで館海Bが迫って来ているのは分かっていたが、ゴールブイまでの残りの距離と追い上げてくるスピードからして逆転されることはないと確信した。そしてゴールを告げる笛の音、続いてアナウンサーの「T.I.T CUTTER CLUB」の声が聞えた。ついに悲願の優勝を成し遂げた!!ガッツポーズを決めた後、喜びのあまり下に向かっておもいっきり叫んだ。
出場172チームの頂点は俺らだ!メチャメチャ気持ちいいー、最高だ!!
それがチャレンジ櫂を破ってのこと・地元横浜でのこと・生まれて初めて優勝が出来たことなど、色々な感情が重なって正直泣きそうになったが、毎回x2泣いてばかりだと情けないので我慢したのは内緒である。
前回泣いたキャプテン(2012年横浜レース記参照)と・・・

それを見て大喜びのメンバー

予選・準決勝・決勝と全てにおいてトップタイムを叩き出す完全優勝だった。しかも、決勝で出した【2’22’’07】は、横浜大会のコースレコードを樹立した。

あまりに出来過ぎた結果に自分達の出来事なのか、他人の出来事なのかの判断すら出来なかった。
トーナメント表のトップに燦然と輝く「T.I.T CUTTER CLUB」

この光景を何度夢見た事か・・・
今回優勝出来たのは、
・秘策が功を奏したこと
・『タムG』の爆発力
・『酔長』の回頭技術向上
・『鱸』の安定した掛け声
・左右のキャッチが合っていたこと
etc
色々な条件がかみ合った相乗効果ではあるが、その根底には全員の努力の成果が報われたおかげであることは忘れてはいけない。
レース後の様子

表彰式~
「おい、ニヤニヤするな!!」

酔長「なになに?なにがもらえるの?ビール??」

泣きそうな酔長



決勝で死闘を繰り広げた館山海上技術学校のクルーがご挨拶に来てくれました。

こうやって、健闘を称えあえる関係は素晴らしいと思う。
カッターやってて良かった!!
ちなみに、館海のキャプテン、イケメン(> <)(イケマンじゃないよ)
優勝すると、公式の写真撮ってもらえるのね。

ところで、この写真って、いつどこで見られるんだ??
賞状!!

とりあえずの鉛筆書き!
本物はいつ届くんだ??
トロフィー!

***メンバーの皆様へ***
今年の漕ぎで100%ですか?皆さん必ず反省点があったと思います。映像で確認してもまだまだ個々の能力を引き出せます、自分で勝手に限界を決めないで下さい。
来年の横浜大会までにそれぞれ0.5秒縮める努力をして下さい、筋トレ・走りこみ・アイディア何でもいいです。一人たったの0.5秒ですよ、楽勝でしょ?
仮にそれが全て成功すれば2’18台投入、例え半分のメンバーしか成功しなくても2’20台です。
うちらなら出来ると思います、やってやりましょう!!
『尻』
って事で、
「優勝おめでとー!! かんぱ~い!!」

★★
このレース記作成にあたり、MY MOTHERSの山下さんより写真の提供を頂きました。
レース記中のかっこイイレース写真は、すべて山下さんよりご提供頂いたものです。
ありがとうございました~!
前日(2013.05.18)
今回前夜祭を初めて企画した。
理由は四日市・名古屋で毎回前夜祭にお招きして頂いているのに、自分達は地元での開催にも関わらず何もしないのはおかしいのでは!?と、ようやく気付いたからである。(遅!)
幹事を『なめこ』に押し付け、「何人来るかな?」・「どんなチームが来るかな?」と期待に胸膨らませ待つが、いっこうに参加者が集まらない!これはひょっとして企画倒れか?と肩を落としていると救世主チームが登場してくれた、その名はMY MOTHERS!!
思い返せばこのチームにいつも救いの手を差しのべて貰っている気がする。遠征をするようになり東海・関西チームと交流する際にも最初に橋渡しをしてくれた有難きチーム。
(何と、MMさんと最初に出会った頃の写真がありました!!)
2008年四日市、まだシマシマユニフォームの頃!!
きっと、うちのチーム以外にもお世話になっているチームは幾つもあり、カッター界でこういう役目が出来るのはMY MOTHERSだけだと思う。
ありがたき救世主「MY MOTHERS」のみなさんと
実にたのしそうな
結局MY MOTHERSとT.I.Tの2チームで行われた宴の席、酒がすすむに連れ今回の横浜レースに向け持ち込んだ秘策を、当日を待たずしてバラしてしまう『重さん』。(あ~ぁ喋っちゃったよ、この人)
正直、すまんかった。
そして楽しい時間はあっという間に過ぎ、2次会に突入する面々と1次会で帰る面々。
自分はその時頭をフル回転させ結果、後者を選択。2次会に行きたい気持ちもあったが明日の事を考えると自粛したほうが無難と判断した。
明日の事を考えて日和った軟弱者。
上記にも少し登場したが、今回の横浜に向け我々が万を持して臨んだ秘策がある。それは神戸大会を経て気付いたことで、ダッシュには力があるが、普通漕ぎになった瞬間艇速が落ちる。そこで作戦会議を経て出した秘策がある。
その全貌がこれになる。
スタートダッシュ 30枚
↓ ↓ ↓
普通漕ぎを数枚して回頭を開始
↓ ↓ ↓
回頭後ダッシュ 20枚
↓ ↓ ↓
以降状況に応じ、そのままダッシュで通すか
or 一呼吸置いてからラストダッシュ 10枚
怒涛の攻撃的戦略を展開することを内々で決めていた。昨年まで連続ダッシュ否定派の『腰痛』が賛同してくれたので、もう迷う必要なし!自分としては望むところ、バスケで言えば「RUN & GUN」、ガンガン攻めてやる!!
まさかこの秘策があんなにも成果を出すとは、この時当然知る由もない。
なめ「あたしも知らな~~い」
当日(2013.05.19)
今年の配置図は下記となる
<トモ>
艇指揮:『鱸』 艇長:『酔長』
5番:『腰痛』 6番:『殺』
3番:『タムG』 4番:『尻』
1番:『ムッシュ』 2番:『重』
<オモテ>
この配置図を見て去年と違うことに気付く方は、かなりのT.I.Tフリーク!
違いは1つ、3番が『池マン』⇒『タムG』に変わったこと。
『池マン』は去年の四日市大会以降消息不明となり、現在も音信不通である。横浜大会前日に『キタム』(チャレンジ櫂・池マンの同級生)が自宅を訪ねご近所さんに聞き込み調査したところ、2週間前に動いている姿を目撃したとの情報をキャッチしたので生きているのだろう、どうかご無事でアーメン。
『タムG』はもともと黒鯱の創立メンバーで現在の所属も黒鯱ではあるが、関東に住んでいるため練習のほとんどをうちでしている。練習参加率も高く、もう他人の様で他人ではなく、むしろ身内として考えている。黒鯱と大会が被らない時はT.I.Tとして参加してもらっている。
この男の存在は非常に大きく、今回優勝出来た大きな要因であることは間違いない。
杏仁豆腐を、おたまで食べるほどワイルドな男「タムG」
そして予選がスタートする。(前置きが長過ぎたーー!)
★ 予選 (第14レース)
1コース さんふらわあ よこはま
⇒2’34’’62 (2位)
2コース NISSIN EXPRESS
⇒6’08’’02 (4位)
3コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’35 (1位)
4コース チームジレンマ
⇒3’12’’89 (3位)
『殺』のデータ分析によると「他の組み合わせみてもいつも通り漕げれば予選突破は問題ないかとおもいます^^」。
なるほど~、敵はタイムってことですな。
出場チームの多い横浜大会(172チーム)では、予選1着でゴールしてもタイムで上から16位以内に入らないと準決勝に進出することが出来ない過酷なルールがあり、過去のデータからすると2’35台以上出さないと例え1着でゴールしても準決勝進出は難しいと考えていた。
いよいよ乗艇所受付に各チームが集合する、時が来た!って感じで自然と気持ちが高揚する。他チームとの絶妙な距離感を保ちながら乗艇を待つ、この空気&緊張感ゾクゾクする!
周囲を見渡すと、1コースの さんふらわあ よこはま が玄人アイテム:毛布を持参している。艇座に敷いてクッションにするのだが、それだけ体を使って漕ぐことを表している。来たなダークホース!予想外の出来事に気合を入れ直す。
乗艇開始、スタート前に少しだけ練習する。艇座・足場・クラッチ&櫂、全てにおいてベストコンディション!皆との息もピッタリだった。そこで『タムG』が「これ今日、いけるんちゃいますかー?」と思っていたことを口にしてくれ、続けて「爆発力!!」と叫ぶ。
いいよx2 こういうノリ!!(笑) 元々単細胞なのと、言葉に共感出来るので力がみなぎってくる。
不安要素が全くない状態でレースが始まる、ダッシュを1枚・2枚と続けているうちに視界に入る左舷側のチームが離れていく、回頭後 さんふらわあ よこはま があまり離れていないことに気づくが慌てることなく、そのまま1着にてゴール!磐石の立ち上がりだった。体感的に2’35’’00以上は出ている確信があり、準決勝は間違いないと思った。
陸に戻りタイムを聞くと【2’22’’35】。 予想以上の出来に、漕いだ当事者達が一番驚いた!
うっそ~!? なタイム
「うそだろ~おい!」とか言いながら、トーナメント表を見てこの時点でトップであることを確認しニンマリ。
結局このタイムは最後まで抜かれることなく、なんと予選1位にて準決勝進出を決めた。
ムッシュ「予選首位賞頂きました!」
★ 準決勝 (第57レース)
1コース 櫂 BULL’S
⇒2’30’’32 (4位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’23’’12 (1位)
3コース KOBE919 「山スキー友の会」
⇒2’27’’88 (3位)
4コース チャレンジ櫂
⇒2’24’’39 (2位)
予選14レースが10:30頃に終わり、次の出番までに一般予選30レース+小学生2レース+女子予選8レースの計40レースが控えており、時間にして約4時間の待ち。
「暇だ~」シウマイ弁当を食べ、約1名を除き用意したブルーシートの上で寛いでいる。携帯をイジったり、談笑したり、気になるチームのレースを観戦したりしていた。約1名は昼食後、ずっーとトーナメント表の前で鎮座している。デカイし、赤いツナギだから遠くからでも目立つ。思えばこの人朝から落ち着きがなかった。トイレの回数は多いし、帰ってきたと思えば汗ダラダラ。おい、どうした最年長『重さん』!一番落ち着きがないぞ!!
重「何言ってんだ! ちゃんと落ち着いて座ってたぞ!! 見ろ!」
一方、汗ダラダラの証拠写真も・・・
そうこうしているうちに組み合わせ抽選の時間になる。『ムッシュ』に付き添ってもらいクジを引き、準決勝最終57レースを引き当てる。そこにはすでにKOBE919がいて、その後櫂 BULL’Sが来て、最後の1枠に願いも虚しくチャレンジ櫂が当選。
絶対内心穏やかでは無い笑顔の各チーム代表
恐怖の準決勝第4レース
準決勝レース中に、「事実上の決勝戦だよ、これ。」と言ったオーディエンスが居たとか。
他3レースより厳しい組み合わせを引いてしまった。
ムッシュ「なんてくじを引いてくれたんだ、キャップ・・・」
しかし、この戦いを制すれば優勝も見えてくる、予選タイムはこちらの方が上で恐れているのは向こうだ、勝機アリ!!
「何か長いっスね~」
「そろそろ佳境だろ~」
ポンツーンに向かう通船の上では4チームによる褒め殺し攻防戦が繰り広げられていた、そんな駆け引きを適当に聞き流して乗艇(笑)。午前中に比べると風が出てきている。うちらは真っ先にスタート地点に着く。この日一番緊張したのがこの瞬間だった。もしかしたら王者に勝てるかもしれない、そんな思いを言葉にする「チャレンジに勝つのはいつ??」全員から「今でしょ!!」(by東進ハイスクール)本当統一の取れた良いチームだ!コース取りは『酔長』・『重』・『ムッシュ』が行うのだが、最近駆け引きがうまいなと関心する。相手を焦らすためか、本当に位置取りが決まらないかは、定かではないが絶妙な時間配分である。いよいよスタート!ダッシュ10枚位で前に出た、『酔長』お得意の「『重さん』のみ上げて!」の回頭を行い、2枚で回り首位をキープしたまま折り返す。焦る気持ちはあったが、自分の仕事を最大限全うすることを心掛ける。1位チームがゴールしたことを告げる笛の音が鳴り響き周囲を見渡しが、まだどのチームも漕いでいた。勝ったことを理解し、右手を高々と上げ目一杯喜んだ「ヤッター!!」。
酔長が魅せてくれた神回頭!
実はこの直前、一杯引っ掛けていたとか・・・
意図的に二枚で回ったのでは無く、ビールの影響で一枚数え間違えたとのウワサも・・・
準決勝レース
★ 決勝 (第59レース)
1コース 館海B
⇒2’22’’68 (2位)
2コース T.I.T CUTTER CLUB
⇒2’22’’07 (優勝!)
3コース 館海A
⇒2’23’’64 (3位)
4コース 日本食研ワグーマ ジャパン 関東
⇒2’33’’67 (4位)
チャレンジ櫂に初めて勝った事がメチャメチャ嬉しかった!もうこうなれば【完全無敵】状態、スーパーマリオでいえばスターを取ったときと同じ、恐れるものは何もなかった。
準決勝最終組のため、そのままポンツーンに残ることも出来たが、みんな興奮状態だったため、冷静さを取り戻す意味も含めて陸に戻ることにした。この時一番懸念していたことは、直ぐに決勝が始まったら、体力回復の時間が無く不利に働くのでは?ってことだった。しかし、30回を迎える運営陣もそこの所は考慮しており、体力を回復するのに十分な時間を割いてくれた。おまけに決勝のコースをくじ引きで決めるため、『鱸』と一緒に抽選場所まで走って向かうと「走らなくていいですよ!」とやさしい言葉を掛けてもらった。コースは先程の縁起を担ぎ2コースがいいと思いながら引いた、2コースくじ。【完全無敵】効果炸裂!!
・予選 ⇒[T.I.T] 2’22’’35 [館海A] 2’22’’42 [館海B] 2’28’’55 [ワグーマ] 2’28’’66
・準決勝⇒[T.I.T] 2’23’’12 [館海A] 2’23’’38 [館海B] 2’26’’78 [ワグーマ] 2’34’’15
今日の実績からすれば、予選で0’’07差・準決勝で0’’26差の僅差でT.I.Tが上回っている、館海Aさえ抑えれば優勝出来ると考えていたが、思いもよらぬ展開が待ち受けていた。
決勝の舞台に向かう乗船所受付からポンツーンまで、去年は顔見知りのチームが居て牽制し合っていたが、今回は知っている面子が居なかった。なので、先週神戸大会で優勝しているワグーマに話し掛けた。今治の団体で今回のメンバーは関東に席を置く人達で結成したとの事、即席で練習もせず決勝まで上がってくるとは末恐ろしいチーム。そして、お互いに健闘を誓い合い乗艇。この時緊張している反面落ち着いてもいた。準決勝の件が自信から慢心に変わることは無かったが、【完全無敵】だったので優勝出来る気がしていた。そして大一番のスタート!
回頭までに館海Aを引き離す、
回頭明けに館海BがAより速くて少し動揺したが、艇指揮『鱸』の抜群のテンポにより最後まで左右の櫂が乱れることはなかった。
ラストスパートで館海Bが迫って来ているのは分かっていたが、ゴールブイまでの残りの距離と追い上げてくるスピードからして逆転されることはないと確信した。そしてゴールを告げる笛の音、続いてアナウンサーの「T.I.T CUTTER CLUB」の声が聞えた。ついに悲願の優勝を成し遂げた!!ガッツポーズを決めた後、喜びのあまり下に向かっておもいっきり叫んだ。
出場172チームの頂点は俺らだ!メチャメチャ気持ちいいー、最高だ!!
それがチャレンジ櫂を破ってのこと・地元横浜でのこと・生まれて初めて優勝が出来たことなど、色々な感情が重なって正直泣きそうになったが、毎回x2泣いてばかりだと情けないので我慢したのは内緒である。
前回泣いたキャプテン(2012年横浜レース記参照)と・・・
それを見て大喜びのメンバー
予選・準決勝・決勝と全てにおいてトップタイムを叩き出す完全優勝だった。しかも、決勝で出した【2’22’’07】は、横浜大会のコースレコードを樹立した。
あまりに出来過ぎた結果に自分達の出来事なのか、他人の出来事なのかの判断すら出来なかった。
トーナメント表のトップに燦然と輝く「T.I.T CUTTER CLUB」
この光景を何度夢見た事か・・・
今回優勝出来たのは、
・秘策が功を奏したこと
・『タムG』の爆発力
・『酔長』の回頭技術向上
・『鱸』の安定した掛け声
・左右のキャッチが合っていたこと
etc
色々な条件がかみ合った相乗効果ではあるが、その根底には全員の努力の成果が報われたおかげであることは忘れてはいけない。
レース後の様子
表彰式~
「おい、ニヤニヤするな!!」
酔長「なになに?なにがもらえるの?ビール??」
泣きそうな酔長
決勝で死闘を繰り広げた館山海上技術学校のクルーがご挨拶に来てくれました。
こうやって、健闘を称えあえる関係は素晴らしいと思う。
カッターやってて良かった!!
ちなみに、館海のキャプテン、イケメン(> <)(イケマンじゃないよ)
優勝すると、公式の写真撮ってもらえるのね。
ところで、この写真って、いつどこで見られるんだ??
賞状!!
とりあえずの鉛筆書き!
本物はいつ届くんだ??
トロフィー!
***メンバーの皆様へ***
今年の漕ぎで100%ですか?皆さん必ず反省点があったと思います。映像で確認してもまだまだ個々の能力を引き出せます、自分で勝手に限界を決めないで下さい。
来年の横浜大会までにそれぞれ0.5秒縮める努力をして下さい、筋トレ・走りこみ・アイディア何でもいいです。一人たったの0.5秒ですよ、楽勝でしょ?
仮にそれが全て成功すれば2’18台投入、例え半分のメンバーしか成功しなくても2’20台です。
うちらなら出来ると思います、やってやりましょう!!
『尻』
って事で、
「優勝おめでとー!! かんぱ~い!!」
★★
このレース記作成にあたり、MY MOTHERSの山下さんより写真の提供を頂きました。
レース記中のかっこイイレース写真は、すべて山下さんよりご提供頂いたものです。
ありがとうございました~!
3/17(日)練習
あたたかくなってきました。
ニュースは、桜の開花を知らせています。
各地のチームからも、始動の便りが届き始めました。
うちも漕ぐぞ~!!
って事で
08:15セブン集合。
【参加者】
キャップ
重沈
殺
RYO痛
むっしゅ
なめこ
まきちゃん
7名で出艇

どうする?
艇長居ないから回頭練習できないし
天気良くて風も無いし・・・
ベイブリッジ行っちゃう?
行こ~ 前へ!
5番の手元に「マキタ巻き」が光る。

2~3分で刻みながらひとまず「横浜さとうのふるさと」こと塩水港精糖前でおやつタイム。
つーか「塩水港精糖」って・・・
甘いの?しょっぱいの?どっち??
しらな~い

おやつも終わって、いざベイブリッジへ向け。

二人漕ぎを交えながら

なめこなんか

相手をとっかえひっかえ ちぎっては投げちぎっては投げ!

してるうちに~
到着~

ひさびさに来たぜ~
撮影タイム

みんなご一緒に

RYO痛のインチキラッパーみたいな帽子に注目!
さーて、帰るか・・・
帰りはもちろん・・・!?
10分漕ぎ~ & ダッシュ連続!!

ばっちり楽しんで、がっつり練習もしました~
次回は4/7(日)!
参加者絶賛募集中!!
ベイブリッジの真下で漕げるのはTITだけだぜ!(重)
あたたかくなってきました。
ニュースは、桜の開花を知らせています。
各地のチームからも、始動の便りが届き始めました。
うちも漕ぐぞ~!!
って事で
08:15セブン集合。
【参加者】
キャップ
重沈
殺
RYO痛
むっしゅ
なめこ
まきちゃん
7名で出艇
どうする?
艇長居ないから回頭練習できないし
天気良くて風も無いし・・・
ベイブリッジ行っちゃう?
行こ~ 前へ!
5番の手元に「マキタ巻き」が光る。
2~3分で刻みながらひとまず「横浜さとうのふるさと」こと塩水港精糖前でおやつタイム。
つーか「塩水港精糖」って・・・
甘いの?しょっぱいの?どっち??
しらな~い
おやつも終わって、いざベイブリッジへ向け。
二人漕ぎを交えながら
なめこなんか
相手をとっかえひっかえ ちぎっては投げちぎっては投げ!
してるうちに~
到着~
ひさびさに来たぜ~
撮影タイム
みんなご一緒に
RYO痛のインチキラッパーみたいな帽子に注目!
さーて、帰るか・・・
帰りはもちろん・・・!?
10分漕ぎ~ & ダッシュ連続!!
ばっちり楽しんで、がっつり練習もしました~
次回は4/7(日)!
参加者絶賛募集中!!
ベイブリッジの真下で漕げるのはTITだけだぜ!(重)
2月17日 練習報告をなめこが所々広島弁で嵐的心の声を入れながらお送りしてみる!
いざ、初ブログ!
朝もはよから、いつものコンビニ集合。
たむG挨拶より先に一言『よーやるなぁ、こんな寒いのに!』
心:…そういうアンタも、参加者じゃろーが?( ̄▽ ̄;)
まぁとにかく、半端なく寒い。
それは間違いない。
休んでしまいたい気持ちは120%越えだったが…
いかんせん、本日参加者が5名しかいない。
自分のサボリのせいで練習がつぶれるのは嫌!意地で行く!
そう思ってはいたものの
たむGの心も折れていることを知り、
殺の心も折れていることを知り、
キャップまで『ほんと練習すんの!?』とか言っている。
これは…満場一致で練習中止にできるかも?
と、淡い期待が胸をよぎる。
が。
なんだかんだ言いながらも殺の車は練習場所へと進む。
心:…デスヨネ(;´д`)
波があろうと風が強かろうと
人不足以外での練習中止はほぼ無いのがTIT。
そこは好きなところのひとつ。
しかも!練習中になにか起きれば、3管の保安庁とお近づきになるチャンス。
ワーイ☆
さあ!練習!!!!!!
心:カモン3管!!!!!!(ノ`д´)ノ
とか不純な動機でなんとかやる気をだしたのに
ヤツがいない。
ヤツ

…四人?
それなら中止でいいんじゃね?
そんな空気を皆がじわじわ出しつつ
キャップが一応ヤツに連絡を入れてみる。
ヤツ

出ない。
心:…それならもう中止にせん?(;´д`)
一応もう一度連絡。
無事連絡がついてしまい、ヤツを待って出発することに。
ヤツ

心:…起きよった!くそう!!!
そこでキャップが気がついた。
『別にあいつ待たなくても艇は準備しときゃよくねぇ?』
あいつ

そりゃそうだね。(._.)ウン
いざ、やる気をひねり出して外へ!
ワーォ!寒いです!!!!
水たまり、氷張ってます!!!!(@_@)
私のひねり出したやる気が早々に折れたとき
キャップは更なる試練に気づいた!
『…これ誰が動かすの?』
いつもなら松尾さんが動かしてくれる、これ。

が。今日彼はいない!
動かす人がいない!
松尾さんの存在の大きさに気づく!
大きい人

心:よし、練習中止だな?(^_^;)ホッ
そんななめこの心、キャップ知らず。
果敢にも、黄色い重機に闘いを挑みに登っていってしまった。
心:ガーーーーーーーーーーン!!!!( ̄皿 ̄;)
エンジンふかしまくりのキャップ。
たむGも、『無理せんでええんちゃうのー』と言っているが
ブォンブォンとふかされ続けるエンジン。
ブォンブォン。
ブォンブォンヴォン!
ブォゴン!!!!
…大丈夫か、キャップ?(@_@)
なんかばいんばいん揺れとるけど、大丈夫なんか???
マジで無理は不要よ!?(←心配だからね!)
殺も心配そうに見上げている…あ、ちょっと半笑いだ。
殺が笑ってるなら大丈夫なのかも。
ブォンブォンブォゴンばいんばいん
ブォンゴンばいんばいん
ブォンゴンブォン!!!!!!
ばいんばいん揺れながら
なんとか黄色い重機を動かすキャップ。
なんかキャプテンらしいところを見た気がした。
ありがとう、キャップ。
心:でもぶち寒です、キャップ。
蛮が来たので、さぁ出艇をー!とおもったら
今度はハシゴ固定にてこずる。
ハシゴの固定…。
いつもなら松尾さんがしてくれている。
が!彼はいない!
彼

今度はハシゴ立ち向かうキャップ。
なかなか固定がおわらないキャップをみかねて
みんなもハシゴに集まり…

こんなんできました。

…いつも上手にハシゴを固定してくれる松尾さんの有り難みを感じた瞬間でした。( ̄ー ̄)
有り難い人

練習は、たむGいわく『精神修行』。

…寒すぎて。
…風強すぎて。
それでも、ダッシュ練習とか二時間頑張りました!

練習終わって陸に戻っても、水たまりの氷は溶けてませんでした!(T-T)

<練習総括>
寒かった。
キャップが頑張った。
たむGは精神的な強さを身につけた。
心:こがな寒くて風もある日は練習したらいかん!(T-T)
次はあったかいといいあったかいといいなー(;´д`)
いざ、初ブログ!
朝もはよから、いつものコンビニ集合。
たむG挨拶より先に一言『よーやるなぁ、こんな寒いのに!』
心:…そういうアンタも、参加者じゃろーが?( ̄▽ ̄;)
まぁとにかく、半端なく寒い。
それは間違いない。
休んでしまいたい気持ちは120%越えだったが…
いかんせん、本日参加者が5名しかいない。
自分のサボリのせいで練習がつぶれるのは嫌!意地で行く!
そう思ってはいたものの
たむGの心も折れていることを知り、
殺の心も折れていることを知り、
キャップまで『ほんと練習すんの!?』とか言っている。
これは…満場一致で練習中止にできるかも?
と、淡い期待が胸をよぎる。
が。
なんだかんだ言いながらも殺の車は練習場所へと進む。
心:…デスヨネ(;´д`)
波があろうと風が強かろうと
人不足以外での練習中止はほぼ無いのがTIT。
そこは好きなところのひとつ。
しかも!練習中になにか起きれば、3管の保安庁とお近づきになるチャンス。
ワーイ☆
さあ!練習!!!!!!
心:カモン3管!!!!!!(ノ`д´)ノ
とか不純な動機でなんとかやる気をだしたのに
ヤツがいない。
ヤツ
…四人?
それなら中止でいいんじゃね?
そんな空気を皆がじわじわ出しつつ
キャップが一応ヤツに連絡を入れてみる。
ヤツ
出ない。
心:…それならもう中止にせん?(;´д`)
一応もう一度連絡。
無事連絡がついてしまい、ヤツを待って出発することに。
ヤツ
心:…起きよった!くそう!!!
そこでキャップが気がついた。
『別にあいつ待たなくても艇は準備しときゃよくねぇ?』
あいつ
そりゃそうだね。(._.)ウン
いざ、やる気をひねり出して外へ!
ワーォ!寒いです!!!!
水たまり、氷張ってます!!!!(@_@)
私のひねり出したやる気が早々に折れたとき
キャップは更なる試練に気づいた!
『…これ誰が動かすの?』
いつもなら松尾さんが動かしてくれる、これ。
が。今日彼はいない!
動かす人がいない!
松尾さんの存在の大きさに気づく!
大きい人
心:よし、練習中止だな?(^_^;)ホッ
そんななめこの心、キャップ知らず。
果敢にも、黄色い重機に闘いを挑みに登っていってしまった。
心:ガーーーーーーーーーーン!!!!( ̄皿 ̄;)
エンジンふかしまくりのキャップ。
たむGも、『無理せんでええんちゃうのー』と言っているが
ブォンブォンとふかされ続けるエンジン。
ブォンブォン。
ブォンブォンヴォン!
ブォゴン!!!!
…大丈夫か、キャップ?(@_@)
なんかばいんばいん揺れとるけど、大丈夫なんか???
マジで無理は不要よ!?(←心配だからね!)
殺も心配そうに見上げている…あ、ちょっと半笑いだ。
殺が笑ってるなら大丈夫なのかも。
ブォンブォンブォゴンばいんばいん
ブォンゴンばいんばいん
ブォンゴンブォン!!!!!!
ばいんばいん揺れながら
なんとか黄色い重機を動かすキャップ。
なんかキャプテンらしいところを見た気がした。
ありがとう、キャップ。
心:でもぶち寒です、キャップ。
蛮が来たので、さぁ出艇をー!とおもったら
今度はハシゴ固定にてこずる。
ハシゴの固定…。
いつもなら松尾さんがしてくれている。
が!彼はいない!
彼
今度はハシゴ立ち向かうキャップ。
なかなか固定がおわらないキャップをみかねて
みんなもハシゴに集まり…
こんなんできました。
…いつも上手にハシゴを固定してくれる松尾さんの有り難みを感じた瞬間でした。( ̄ー ̄)
有り難い人
練習は、たむGいわく『精神修行』。
…寒すぎて。
…風強すぎて。
それでも、ダッシュ練習とか二時間頑張りました!
練習終わって陸に戻っても、水たまりの氷は溶けてませんでした!(T-T)
<練習総括>
寒かった。
キャップが頑張った。
たむGは精神的な強さを身につけた。
心:こがな寒くて風もある日は練習したらいかん!(T-T)
次はあったかいといいあったかいといいなー(;´д`)
1/20の初漕ぎで、バキッ!っとやってしまったので、3本購入しました。
注文してお金振り込んで、
「発送しました~」メールの翌日
もう届いた~!

新品3本
ここの櫂は、品質が揃っていてとても良い櫂ですな。
非常に使いやすいです。
さて、実際に漕ぐ前に「きせ巻き」を巻く事にします。
買った時点で、キレイな皮のきせ巻きが巻かれており・・・

上手い人ほど、きせ巻き部分から外さず漕ぐそうですが、まだまだ未熟者の我々は、
しばしばきせ巻きのから外れた木の部分で漕いでしまうので、木が削れてしまう訳です。
そこで、元々ついている皮のきせ巻きの前後に、麻紐で追加のきせ巻きを巻いて保護しようという寸法な訳です。
まずは、スタート地点を巻き結びで固定して・・・

そこから巻きスタート!

巻き結びで余った尻尾は、巻きの中に埋め込んで行きます。
ほら、もう尻尾が無くなった。

巻きながら、手できつく締め込んでいきます。

更に、数回巻くごとに木で叩いて、隙間を詰めていきます。

この締め込み & 隙間詰めをおこたると、すぐに紐がゆるんで隙間が開き、
そこからほどけたり、切れたりで使い物にならなくなってしまいます。
この作業をしっかりやっておけば、クラッチとの摩擦で紐が削れて切れるまでほどける事はありません。
さて、巻きも最終段階
ラスト4~5回のところで、指に巻きつけ隙間を作り、そこに最後の尻尾を通して強く締め込みます。

最後に玉留めでとめて、余った紐をカットして終了~

この方法の他にも、長く折り返した紐の上に巻きつけて、最後に折り返した紐を引っ張って
締め込む方法もあるんですが、難しくて出来まへん・・・
いつか名古屋のカッター親分さんに教えてもらいたいと思ってます。
さ、3本全部巻けました~

思う存分(折らない程度に)ガンガン漕ごうぜ~!!
注文してお金振り込んで、
「発送しました~」メールの翌日
もう届いた~!
新品3本
ここの櫂は、品質が揃っていてとても良い櫂ですな。
非常に使いやすいです。
さて、実際に漕ぐ前に「きせ巻き」を巻く事にします。
買った時点で、キレイな皮のきせ巻きが巻かれており・・・
上手い人ほど、きせ巻き部分から外さず漕ぐそうですが、まだまだ未熟者の我々は、
しばしばきせ巻きのから外れた木の部分で漕いでしまうので、木が削れてしまう訳です。
そこで、元々ついている皮のきせ巻きの前後に、麻紐で追加のきせ巻きを巻いて保護しようという寸法な訳です。
まずは、スタート地点を巻き結びで固定して・・・
そこから巻きスタート!
巻き結びで余った尻尾は、巻きの中に埋め込んで行きます。
ほら、もう尻尾が無くなった。
巻きながら、手できつく締め込んでいきます。
更に、数回巻くごとに木で叩いて、隙間を詰めていきます。
この締め込み & 隙間詰めをおこたると、すぐに紐がゆるんで隙間が開き、
そこからほどけたり、切れたりで使い物にならなくなってしまいます。
この作業をしっかりやっておけば、クラッチとの摩擦で紐が削れて切れるまでほどける事はありません。
さて、巻きも最終段階
ラスト4~5回のところで、指に巻きつけ隙間を作り、そこに最後の尻尾を通して強く締め込みます。
最後に玉留めでとめて、余った紐をカットして終了~
この方法の他にも、長く折り返した紐の上に巻きつけて、最後に折り返した紐を引っ張って
締め込む方法もあるんですが、難しくて出来まへん・・・
いつか名古屋のカッター親分さんに教えてもらいたいと思ってます。
さ、3本全部巻けました~
思う存分(折らない程度に)ガンガン漕ごうぜ~!!